2024/08/26
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社員インタビューVol.11
社員インタビューVol.12
ペイジェントで働くメンバーにインタビューを行うこの企画、今回は経営企画部 事業推進ユニット 法務グループの岩下さんにお話を伺います!
※所属部署は作成時のものです。
まずは簡単な自己紹介をお願いします。
法務グループの岩下です。法科大学院卒業後、法務求人は首都圏に集中しているため上京して、複数社に勤務してきました。法務派遣のディスカバリー業務、個人芸能事務所、上場企業の法務部門立ち上げメンバーを経験して、正社員としてはペイジェントが3社目です。前職はBtoCの小売業で、ほぼ”一人法務”として手探りで法務業務にあたっていました。決済については専ら利用者側の立場で、クレジットカード情報の非保持化システム導入の契約に関わった程度でしたので、ペイジェントに入社するまで、決済業界の知識はほとんどありませんでした。
現在の業務内容、役割は?
経営企画部の法務グループに所属しています。現在、法務グループはリーダー1名と私の計2名体制です。企業法務として、契約法務・コーポレート法務・一部の新規事業の法令検討などにあたっています。主に、社内の法律相談や契約書のレビュー依頼を受け、Slack(社内のチャットツール)のメッセージやMTGを通してヒアリングや相談をしながら、事業の担当者と一緒に法的なリスクを確認していくことが業務内容です。その他に昨年度は、複数のグループ会社の法務担当者と、法務部門の課題を検討する取り組みに参加しました。グループ企業全体としてのリーガルテック導入を企画したり、リーガルオペレーションについて継続的に議論する機会がありました。
転職活動時の企業選びのポイントは?
「1歳児の育児をしながら働ける環境があるか?」という点を、前提条件として設定していました。前職の環境や働き方ではどうしてもこの点を満たせなかったため、育休明けの転職を決めました。採用面接で、人事担当者と労働環境について確認する際も、保育園のあずかり可能時間を前提に、例えば勤務時間が9時-18時固定が必須とか、繁忙期に残業が不可避な業態は難しい、といった点を相談させてもらいました。担当者からは、理解のある社員が多いこと、フレックスタイム制で勤務時間の融通が利きやすいことの他、病児保育を利用する際の補助制度があるといった回答もあり、とても安心できました。
ペイジェントで働こうと思った決め手は?
法務としてキャリアを積んでいきたいと思う一方で、経験の浅いまま我流で”一人法務”を続けることには不安を覚えていました。そこで、転職活動時は大きな法務組織を持った企業やインハウスローヤー(企業内弁護士)のいる会社にエントリーしたりしていました。そんな中転職エージェントから、ペイジェントは出向メンバーをはじめ各社員が様々な経歴・背景を持っている企業なので、得られる知見が多いのではないか、と勧められたのが決め手となり、入社を決めました。
前職とのギャップは?
前職はトップダウン型の組織だったので、「正解」がほぼ一つで迷うことがそんなにありませんでした。一方ペイジェントでは、何が「本質」なのかを各自が考え、それに向かって相互に説明・対話していくことが求められます。そのため、自分がいまやっていることは「本質」に向かっているのか?と考えたり、メンバーとの対話の中でブラッシュアップしていくことがとても増えました。また入社当時は、前職に比べて、各自に与えられる裁量の幅が広いことや、決裁がスピーディーなことに驚きました。あとは、前職は新卒一括採用で勤続10年を超えて一人前のような会社だったので、入社2年目で中堅社員的な扱いになるペイジェントの環境にはギャップを感じました。
ペイジェントへ入社後、苦労したことは?
これまで経験してきたBtoCの企業法務に比べて、法令知識や契約の分析に関しての要求値が高いことです。決済業界の契約の形は、基本的に三者以上の利害関係者が絡む複雑なものが多いです。また、法令知識としても民法・商法の他、割賦販売法・銀行法等の規制を受けていたり、個人情報保護法・電気通信事業法といった様々な法令の適用を念頭に置いて考える必要があります。実際、入社時の研修やOJTだけでは追いつかず、週次で金融法務の専門書を読み合わせる勉強会などを行い、年単位でフォローアップしていただきましたし、今も勉強の日々です。
ペイジェントで一番やりがいのある/あった仕事は何ですか?
社内向けのナレッジの発信です。例えば、包括代理加盟店契約、著作権、特定商取引法上の表示といったテーマを設定して、社内のConfluence(情報共有システム)上に資料をまとめ、営業部の勉強会に参加して発表をしました。案件対応のためにインプットするだけでなく、社内のナレッジとして蓄積・発表することと結び付け、他部署からのリアクションをもらえたことは、Confluenceを更新し続けるモチベーションにつながりました。
今後はどのようなことに挑戦していきたいですか?
いま、事業開発部門と共同で新規事業に向けた取り組みをしています。新規事業に関しての法令調査や、行政や外部の弁護士とやり取りをするだけでなく、プロジェクトの進捗状況を社内に報告する等、これまでの典型的な法務業務とは勝手が違う業務に挑戦しているところです。一般的な巻き込まれる立ち位置の法務では、主体的に意識してこなかったプロジェクト管理に直面し、現在進行形で苦戦しています。それでも事業開発部門や上長のサポートを受けながら進んでいます。いまの経験を先々にも活かして、視野を広げていけたらと思っています。
ペイジェントはどんな方に合ってると思いますか?
プロフェッショナルとしての自分の軸を持ちつつ、多様性を楽しめる方、自分や周りが変わっていくことを面白いと感じる方に合っていると思います。実際に法務業務を通して、日々多様なキャリアを持ったメンバーと対話する機会があります。株主であるNTTデータ・三菱UFJニコスからの出向者、ペイジェント立ち上げの際の株主であるDeNA出身者の他にも、金融・決済業界の経験者、小売・不動産等の他業種、官公庁、法律事務所等、それぞれの経験を踏まえた議論を通じて日々刺激を受けています。
最後に、この記事を見ている方に向けてのメッセージをお願いします!
ペイジェントは人事部門の動きも活発で、各メンバーの働き方、キャリアプランや挑戦を応援する制度を常に検討してくれています。例えば、働き方について、保育園のお迎えの後、子どもの食事・入浴のために中抜けし、夫に引き継いだ後に仕事をする等、フレックスかつテレワークを利用して、家事・育児と仕事をすることができています。キャリアや挑戦については、資格試験の受験料、書籍の購入費用、外部セミナーの受講費用等を会社が負担する制度等、専門職にとってもうれしい制度がそろっています。私も制度を活用して、入社後に資格を取得しています。ペイジェントにエントリーされる多様な方と一緒に良い環境を作って、挑戦していけることを楽しみにしています。