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クレジットカードの不正利用とは?代表的な種類と対策方法を解説!

EC運営・ビジネス

2024/09/10

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ネットショップを運営するなら、不正利用対策をしっかり行うことが大切です。しかし、どのような対策を行えば良いかわからない、という方も多いのではないでしょうか。

本記事ではクレジットカードの不正利用とは何かについて解説します。不正利用の代表的な種類、不正利用を防ぐための対策についてまとめました。

本記事を読むことでクレジットカードの不正利用を防ぐために、何をすべきかが分かります。ネットショップの運営を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ネットショップ運営者はクレジットカードの不正利用対策を行う必要がある

ネットショップを運営するなら、クレジットカードの不正利用対策は行う必要があります。対策を行わずもし自社サイトが被害に遭った場合、次のような損害を被る可能性があります。

  • ネットショップの信頼性低下
  • サイトが正常に使えなくなる
  • チャージバックの発生

このような損害を被ると、最悪の場合サービス停止にまで繋がってしまうことも考えられます。1つ1つの損害内容について詳しく解説していきます。

ネットショップの信頼性低下

クレジットカードが不正利用の被害に遭うと、ネットショップとしての信頼性が下がってしまいます。その結果、売上が下がったりユーザーが退会してしまったりすることもあります。

たとえば、犯罪者が盗んだカードを自社サイトで使った場合、カードの持ち主の利用明細に自社サイトの名前が記載されてしまいます。ネットショップは不正利用に関与していないにも関わらず、名前が記載されると「犯罪者と関わりがあるサイト」と考えるユーザーもいます。

そこまでは考えなくても、「セキュリティ対策が甘いサイト」とみなされてしまうこともあります。このようなイメージ低下に繋がらないように、対策を行う必要があります。

サイトが正常に使えなくなる

クレジットカードの不正利用によって、サイトが正常に使えなくなる可能性もあります。

決済を成功させるために、犯罪者が何度もサイトにアクセスしたりフォームに情報を入力したりすると、サーバに大きな負荷がかかります。その結果、サイトがダウンしてしまうことがあるのです。

サイトがダウンすると、その間決済を行うことができないため、復旧するまでの間売上が立たなくなってしまいます。また、サーバダウンが繰り返されるようだと、ユーザーからの信頼も失ってしまい、大きな機会損失を生む可能性もあります。

チャージバックの発生

不正利用によるチャージバックの発生も、ネットショップ運営者にとって見逃せない問題です。チャージバックとは、不正利用などの被害に遭った際、決済を取り消すことを言います。ユーザーはカード会社に申し立てることで、チャージバックを行うことが可能です。

チャージバックは、ユーザーを守るために必要な制度です。しかし、ネットショップ側はチャージバックが起こると、商品を発送したのにも関わらず決済が取り消されるので、損をしたことになってしまいます。

そのため、チャージバックが起こらないように、対策を取る必要があります。

クレジットカードの代表的な不正利用手口

ネットショップ運営者は、クレジットカードの代表的な不正利用手口について知っておく必要があります。手口によって取るべき対策が異なる場合もあるためです。

代表的な手口としては次の4つが挙げられます。

  • クレジットカードの盗難
  • スキミング
  • フィッシング詐欺
  • クレジットカードマスター

1つ1つの不正利用手口について詳しく解説します。

クレジットカードの盗難

財布のスリやロッカー荒らしなどによって、物理カードが盗まれることはあります。盗んだクレジットカードは、本人認証を行っていない実店舗やネットショップで使えてしまいます。もっとも単純な手口ですが、不注意によってバッグを置きっぱなしにしたり、カードを紛失してしまったりするのは誰しも可能性があるので、対策は容易ではありません。

カードの紛失に気がついたら、すぐにカード会社に連絡して利用を停止するのが原則です。しかし、カードの紛失に気が付かなかったり、利用停止しないといけないことを知らなかったりするユーザーも多くいます。

スキミング

スキミングとは、「スキマー」という機器でカード情報を抜き出し、全く同じ情報のクローンカードを作成する手口を指します。

ッカー荒らしなどで物理カードを確認したり、飲食店やATMなどに設置された読み取り装置にカード情報を記録する装置を組み込んだりする手口が一般的です。また、警官になりすますことでカードをチェックする犯行も過去にあります。

スキミングによって複製されたカードは、犯行グループの手にわたってしまい、ネットショップでも不正利用できるようになってしまいます。スキミングの場合、物理カードが盗まれるわけではないので、不正利用に気がつかないユーザーもいます。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺とはメールやSMSで偽物のサイトに誘導し、そのサイトでカード情報を入力させることで情報を取得する手口を指します。

偽物のWebサイトは本物と見分けが付かないように作成されている場合が多いです。URLが1文字しか違わずサイトデザインも同じだと、普通のユーザーが見分けるのは困難です。

また、「個人情報が流出しています、今すぐ確認してください」など不安を煽るメールを送ることで、ユーザーの入力を促す場合もあります。

フィッシング詐欺の被害に遭わないためには、怪しいメールやサイトは開かないようにすることが大切です。

また、ネットショップ運営者が、もし自分のサイトの偽物があることに気がついた場合、Googleに申し立てを行うなど、すぐにしかるべき対処を取る必要があります。

クレジットカードマスター

クレジットカードマスターとは、カード番号の規則性を利用することで、カード番号を割り出すという手口です。具体的には、ネットショップに対して、カード番号・有効期限・セキュリティコードの組み合わせを何万件も入力します。その中から1つでも決済できるものがあれば、その情報を元に不正利用を行うことが可能です。

クレジットカードマスターのターゲットになったネットショップは、何万件も入力されるわけなので、サーバがダウンしてしまう可能性があります。また、オーソリゼーションが何万件も発生し、決済手数料が多くかかってしまうこともあります。

クレジットカードマスターのターゲットにならないためには、不正なサイト利用者をブロックする、などの仕組みを取り入れることが重要です。

ユーザー側ができるクレジットカードの不正利用対策

続いて、ユーザー側ができるクレジットカードの不正利用対策について解説します。基本的な対策としては次の3つが挙げられます。

  • 他人にクレジットカードを見せない
  • 利用明細の定期的な確認
  • 不正利用発覚時はすぐ利用を停止

1つ1つの対策について詳しく解説していきます。

他人にクレジットカードを見せない

不正利用を防ぐにはまず、他人にクレジットカードを見せないことが大切です。家族や友人にも見せない方が良いです。家族や友人にクレジットカードを貸す人もいますが、セキュリティの観点からも好ましくないですし、そもそも契約者以外に使わせるのは違法です。

利用明細の定期的な確認

クレジットカードの利用明細は定期的に確認することが大切です。利用明細をしっかり確認すれば、不正利用された場合もすぐ気がつくことができ、被害を抑えることができます。

利用明細はWeb上で閲覧可能な場合がほとんどです。紙よりもWebの方がスマホから気軽にチェックすることができます。

また、カードによっては、利用時に通知が来るように設定できる場合もあります。

不正利用発覚時はすぐ利用を停止

クレジットカードの不正利用が発覚した場合、利用をすぐ停止することが大切です。カード会社に連絡すれば、すぐ停止してもらえることが多いです。利用停止後はカードを再発行する、もしくは解約することができます。

利用を停止しないと、再度不正利用の被害に遭う恐れがあります。また、不正利用されたことをカード会社に伝えた場合、カード会社がチャージバック(決済の取り消し)を行ってくれる場合もあるので、伝えないと損をしてしまいます。

ネットショップ運営者が行うべきクレジットカードの不正利用対策

続いて、ネットショップ運営者が行うべき、クレジットカードの不正利用対策を解説します。クレジットカードの不正利用によって、ネットショップ側が大きな損害を被る可能性もあるので、対策は必須です。

代表的な対策としては次の3つがあります。

  • EMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)を導入
  • 不正検知システムを導入
  • チャージバック保証サービスへ加入

1つ1つの対策について詳しく解説していきます。

EMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)を導入

3Dセキュアはネットショップで使われている本人認証サービスであり、EMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)はその最新版です。EMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)を導入することで、本人認証が行われるようになるので、カードの持ち主以外の決済をブロックできます。

EMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)は従来の3Dセキュアと異なり、不正利用の可能性があると判断される場合のみ本人認証を行います。本人認証が発生しない場合の方が多いため、カゴ落ちのリスクを軽減できるのがメリットです。

また、EMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)は2025年3月末に導入が実質義務化されます。まだ導入していない場合は、すぐに導入することをおすすめします。

不正検知システムを導入

不正検知システムを導入するのも、クレジットカードの不正利用対策になります。不正検知システムにはAIが搭載されており、過去の取引履歴やIPアドレスなどから、不正利用の可能性を自動判定することが可能です。

人間が手動で検知するよりも、素早くかつ正確な判断ができます。チャージバックを減らしたいなら、不正検知システムの導入をおすすめします。

チャージバック保証サービスへ加入

チャージ保証サービスに加入することで、チャージバック発生時の損失を抑えることが可能です。

チャージバックが発生すると、ネットショップ側は商品の売上を回収できなくなってしまいます。保証サービスに加入した場合、被害申請を行うことで、保証金が支払われるようになります。

保証金額の上限や保証されるための条件は、サービスによって異なります。

『ペイジェント』は不正利用対策を強化

ペイジェントはNTTデータと三菱UFJニコスが出資している決済代行会社です。クレジットカード決済を始め、多くの決済を一括導入できるのが特徴です。

ペイジェントでは不正利用対策の強化も行っています。

ペイジェントではEMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)の導入をサポートします。EMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)は強力な本人認証を行いながら、カゴ落ちリスクも軽減できる優れたシステムなので、お早めに導入することをおすすめします。

また、「ASUKA」が提供する、不正検知システムおよびチャージバック保証サービスのご案内をしております。これらを導入することで、セキュリティ性を高めることができます。

さらに、クレジットカードマスター対策として、アラート機能を用意しています。クレジットカードマスターアタックがあった際に、休日・夜間問わずEメールを送ることができる機能です。これにより外部からの攻撃にすぐ気がつけるので、被害を最小限に抑えられます。

また、2024年7月25日にブロックサービスもリリースしました。売上管理ツールから希望するブロック条件を設定することで、その設定に基づいてアクセスをブロックできます。

ペイジェントに興味のある方は、以下の窓口からお気軽にお問い合わせください。サービス内容に関するどんな小さなことにも、スタッフが丁寧に回答させて頂きます。

お問い合わせへ

まとめ

本記事ではクレジットカードの不正利用について解説しました。不正利用の手口の種類や、不正利用の具体的な対策内容などがお分かりいただけたかと思います。

不正利用の被害に遭うと、ネットショップは大きな損害を受ける可能性もあるので、なるべく複数の対策を組み合わせることが大切です。1つの対策だけでは、多くの不正利用手口に対応することが難しくなります。

決済代行会社であるペイジェントでは、不正利用対策の強化も行っています。幅広い不正利用手口に対応すべく、EMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)の導入サポート、不正検知システム・チャージバック保証サービスのご案内などを行っております。

ネットショップのセキュリティ性を強化したい、という方も、ぜひペイジェントの利用をご検討ください。

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