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1972/09/07

決済方法の種類と特長比較

はじめてネットショップを立ち上げる方、はじめて決済導入をする方向けの「決済方法の種類と特長比較」です。ネットショップでよく導入されている決済の種類とそれぞれの強み弱み、向いている客層・商材がわかります。

ここでは決済方法を、大きく以下の2種類にわけて説明します。

  • インターネットで支払いが完了する決済方法
  • インターネットで支払いが完了しない決済方法

インターネットで支払いが完了する決済方法

クレジットカード決済

ネットショップ上で注文内容の確認や送付先住所を入力する時に一緒にクレジットカード番号を入力し、支払いを済ませる決済方法です。必須の入力内容は、「カード番号」「有効期限」「カード所有者の名前」です。不正利用対策として、このほかに「セキュリティコード」や「EMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)認証」を必要とする場合もあります。

特長

強み
  • 購入手続き後すぐに決済を完了できる
  • 24時間いつでも支払いができる
  • 購入から発送までの期間が短いため、商品の取り置き期間が短くすむ
  • 代金の未回収のリスクが他の決済方法より少ない(注文完了と同時にクレジットカードの支払い手続きも完了するため)
弱み
  • 誰でも利用できるわけではない(クレジットカードの所持やネットバンキングの登録など)
  • 第三者による不正利用が発生する危険性

自動引き落とし(継続課金)

「購入者のクレジットカード番号をネットショップ側で預かって、定期的に月会費や会員費を引き落とす決済方法です。

特長

強み
  • 購入者は毎回支払い手続きを行なう面倒がない(初回の支払い登録作業のみ)
  • 代金未回収や中途解約のリスクを低減できる
  • 毎回の支払い案内の事務工数を削減できる
弱み
  • 対応している決済代行会社が少ない

銀行ネット決済(ネットバンキング)

インターネット上で銀行振込を完了する決済方法です。ネットショップの商品購入画面から、各金融機関のインターネットバンキング画面に遷移して支払います。

特長

強み
  • インターネットバンキングにログインし、支払い内容を確認するだけで支払いが完了
  • 商品金額、口座番号などを入力する面倒がない
  • 金額間違い・口座間違いが発生しない
弱み
  • インターネットバンキングを登録しているユーザしか使えない(銀行口座を持っているだけでは利用できない)

携帯キャリア決済

「携帯キャリア決済」とは、携帯電話会社の電話料金徴収システムを利用する決済方法(キャリア公式決済)のことです。 利用者は、月々の携帯料金と一緒に商品代金を支払うことができます。各キャリアごとに3サービスがあります。

  • ドコモ ケータイ払い
  • まとめてau払い
  • ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い

特長

強み
  • 支払い方法がもっともかんたんな決済方法で、4ケタのパスワードを入力するだけ(各携帯の個体識別情報を利用して、利用者を特定する仕組みです)
  • 携帯電話を利用していれば誰でも支払いが可能
  • クレジットカードを所有できない若年層でも即時の支払いが可能
弱み
  • 利用上限額が小さいため、高額の支払いに向いていない(各キャリアによって、利用者の年齢や契約状況で利用上限額が定められ、例えば「au利用期間3ヶ月以上で、20歳未満」は月1万円までです。)

電子マネー決済(プリペイド方式)

電子マネーとは、デジタルの「商品券」です。広く普及している電子マネーには、WebMoney、SUICA、Edyなどがあります。プリペイド方式では、あらかじめ電子マネーを購入する(チャージ)し、さまざまな支払いに利用できます。

特長

強み
  • プリペイド方式のため未回収のリスクがほとんどない
  • コンビニなどで誰でも購入可能なため、クレジットカードを所有できない若年層でも利用可能
弱み
  • 利用上限額が小さいため、高額の支払いに向いていない(各キャリアによって、利用者の年齢や契約状況で利用上限額が定められ、例えば「au利用期間3ヶ月以上で、20歳未満」は月1万円までです。)

電子マネー決済(ポストペイ方式)

あらかじめ購入(チャージ)しておく必要がない、後払い式の電子マネーで支払う決済方法です(※正確にはクレジットカード決済の一種)。ネットショップでの支払い料金はクレジットカードの利用料金と合算して請求され、後でまとめて支払います。有名なポストペイ式電子マネーには、NTTドコモ社の「iD」があります。

特長

強み
  • クレジットカード感覚で使える
弱み
  • クレジットカードと同様に不正利用の可能性がある

インターネットで支払いが完了しない決済方法

コンビニ決済(ペーパーレス)

ペーパーレスとは「払込票が不要」という意味です。ネットショップで支払い手続き後に通知される「お支払番号」をメモしてコンビニにいき、レジまたは端末で支払う決済方法です。

特長

強み
  • 店頭で支払う方法ではもっとも手軽で早い
  • 利用者や利用時間の制限がなく、誰でもいつもで支払いが可能
  • ネットショップは、払込票を印刷、郵送する手間が不要
  • 支払い番号に取引情報・金額が含まれているため、金額間違いがない
弱み
  • 地方によっては対応コンビニが少ない/ない
  • 支払うコンビニによって、端末の操作が必要

ATM決済(ペイジー)

ネットショップで支払い手続き後に通知される「お支払番号」をメモして銀行ATMに持参・入力し、支払う決済方法です。

特長

強み
  • 利用者の制限がなく、誰でも支払いが可能
  • ネットショップは、払込票を印刷、郵送する手間が不要
  • 支払い番号に取引情報・金額が含まれているため、金額間違いがない
  • 1つの支払い番号で、ペイジー対応のどの銀行/ATMでも支払い可能(コンビニ決済では、あらかじめ支払うコンビニを選択します)
弱み
  • コンビニ決済に比べると、店頭で支払うことのできる時間が限られる

払込票決済(コンビニ・ゆうちょ)

ネットショップ側から送付される払込票、または購入者が自分で払込票をプリントアウトして、コンビニや郵便局で支払いを行なう決済方法です。

特長

強み
  • 公共料金や通販の支払い方法として広く普及していて、誰にでもわかりやすい
  • 商品に払込票を同梱して後払い方式の販売に利用できる
  • コンビニでも郵便局でも支払えるので、全国どの地域でも利用できる
弱み
  • 払込票を印刷・送付する手間がかかる
  • 払込票を紛失すると再発行・送付の手間がかかる
  • 後払いでは、代金未回収のリスクが高い

銀行振込決済(仮想口座方式)

仮想口座方式とは、銀行振込ご希望のお客様に対して、取引ごとに専用の「仮想口座番号」を割り振ることで、入金照合作業をシステム対応・自動化できる決済方法です。

特長

強み
  • 購入者は、通常の銀行振込と同じ感覚で使える
  • ネットショップは、入金の消込処理がかんたんになる
  • 入金者が必ず特定できるため、高額商品や法人の決済に向いている
弱み
  • ほかの決済方法に比べ、システム導入に手間がかかることが多い

代金引換

郵便局や宅配業者が、購入者に商品を配達する際に料金を徴収する決済方法です。

特長

強み
  • 購入者は、カード番号の入力や振込などの面倒が不要
  • 購入者は、商品を確かめてからの支払うため安心して利用できる
  • ネットショップは代金未回収のリスクが低減できる
弱み
  • 受取拒否をされた場合の処理が煩雑
  • 配送時に受取人が在宅している必要がある

課金性能比較

各決済方法には強み・弱みがありますが、複数の決済をバランスよく一括導入することによって、弱みの部分を相互カバーすることできます。

インターネットで支払いが完了する決済方法

決済方法手段 ターゲット 推奨金額 決済可能金額 即時売上げ
クレジットカード決済
  • カード所有者
  • 20歳以上
低~高額 制限なし(※)
自動引き落とし(継続課金)
  • カード所有者
  • 20歳以上
低~高額 制限なし(※)
銀行ネット決済(ネットバンキング) ネットバンク利用者 中~高額 制限なし(※)
携帯キャリア決済 携帯所有者 低~中額 5万円まで(※)
電子マネー決済(プリペイド方式) 全ユーザ 低~中額 制限なし
電子マネー決済(ポストペイ方式)
  • カード所有者
  • 20歳以上
低~高額 制限なし(※)

※ 購入者のカード、銀行、キャリア利用契約などにより異なります。

インターネットで支払いが完了しない決済方法

決済方法手段 ターゲット 推奨金額 決済可能金額 即時売上げ
コンビニ決済(ペーパーレス) 全ユーザ 中額 30万円まで ×
ATM決済(ペイジー) 全ユーザ 中額 10万円まで ×
払込票決済 全ユーザ 中~高額 30万円まで(※) ×
銀行振込決済(仮想口座方式) 全ユーザ 中~高額 制限なし ×
代金引換 全ユーザ 中額 30万円まで ×

※ コンビニでの制限額。300,001円以上はゆうちょ銀行で対応可。

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