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ECサイトに導入すべき決済手段とは?選定ポイントも解説

EC運営・ビジネス

2023/11/03

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決済導入(フォーム)

ECサイトに新規決済を導入したいものの、どの決済を選択すべきか分からないという方も多いのではないでしょうか。最近ではキャッシュレス化が推進されていることもあり、さまざまな決済手段が登場しました。どの決済を優先的に導入するかは、ECサイト運営者にとって悩みどころでしょう。

本記事ではECサイトに導入すべき決済手段について解説します。各決済手段のメリット・デメリットや決済手段を選択するポイントについてまとめました。

本記事を読むことでECサイトにどの決済を導入するか選択できるようになります。ECサイトを運営している方やこれから運営する予定の方は、ぜひ参考にしてください。

 

目次

    ECサイトに多く導入されている決済手段



     

    世の中には多くの決済方法があります。その中でも、ECサイトに多く導入されている決済手段は次の7つです。

    • 代金引換
    • 銀行振込
    • クレジットカード決済
    • コンビニ決済
    • キャリア決済
    • 後払い決済
    • アカウントID決済
       

    これらの決済手段のうち、どれがもっとも優れているなどはなく、それぞれに長所・短所があります。各決済手段の長所・短所を見極め、自社サービスにとって相性が良いものを選択することが大切です。

    1つ1つの決済手段の概要やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

    代金引換

    代金引換とは、商品が自宅まで届いた際、商品と引き換えに料金を支払う決済方法のことです。代金引換は現金払いであることがほとんどです。

    シンプルかつ分かりやすい決済手段であり、かつ商品が届いたことを確認したうえで支払えるため、ECサイトの利用に不安を感じる人でも利用しやすいのが特徴です。また、事業者側としては、仕組みを導入するのにシステムを構築する必要がないメリットがあります。

    反面、代金引換はユーザーが現金をあらかじめ用意しなくてはいけないのがデメリットです。また、事業者側も小銭を事前に準備しておかないといけません。

    とはいえ、誰でも利用できるメリットは大きく、多くのECサイトに導入されています。代金引換を導入するなら、クレジットカード決済などの現金がいらない決済手段も用意しておくと、キャッシュレス派のユーザーにも対応可能です。

    銀行振込

    銀行振込とは、銀行に出向き特定の口座に料金を支払う決済手段のことです。代金引換と同様に、誰でも利用できるのがメリットです。反面、銀行まで支払いに行く手間が発生するのと、銀行の営業時間外は支払いができないのがデメリットです。

    銀行振込にはいくつかの種類があります。

    • ネットバンキング
    • 仮想口座(バーチャル口座)
    • ATM決済

       

    まず、ネットバンキングを利用した銀行振込があります。ネットバンキングを利用するなら、ユーザーは銀行に行かなくてもパソコンから支払いを済ませることが可能です。

    また、バーチャル口座を利用する銀行振込もあります。バーチャル口座とは取引ごとあるいはユーザーごとに発行される仮想の口座のことです。バーチャル口座を使うと、入金があった際にすぐ取引とユーザーを特定できるメリットがあります。

    他には、ATM決済というものもあります。ATM決済では、全国の銀行ATMやゆうちょ銀行ATMで支払うことが可能です。通常の銀行振込と違い、口座番号ではなく「お支払い番号」を入力します。そのため、口座番号を間違えてしまうトラブルを防ぐことが可能です。

    クレジットカード決済

    クレジットカード決済は、文字通りクレジットカードを使う決済手段です。実店舗ではカードを専用端末に挿し込みますが、ECサイトではユーザーが自分でカード番号などの情報を入力して決済を行います。

    クレジットカードは保有者が多いのが特徴であり、クレジットカード決済を導入することでユーザー数増加につながる可能性があります。ただし、クレジットカードは18歳未満の方や審査に落ちてしまった方は作成できない点は注意が必要です。

    また、クレジットカードは後払いなので、現在手元にお金がなくても商品を購入することが可能です。このことから、クレジットカード決済は高額商品を扱うECサイトと相性が良いと言えるでしょう。

    コンビニ決済

    コンビニ決済は、セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマートなどの大手コンビニで支払いを行う方法です。コンビニ決済には、払込票をユーザーに送る方法と、払込番号を決済完了画面などに表示して番号をコンビニの専用端末に入力してもらう方法があります。

    コンビニは24時間空いているため、いつでも支払いにいけるのがメリットです。また、キャッシュレス決済に詳しくない方やカード情報を入力するのに不安を感じる方でも利用しやすいでしょう。

    反面、コンビニに行く手間がかかるのがデメリットです。すでにECサイトでクレジットカードなどのキャッシュレス決済を行った経験がある方の場合、コンビニ決済を選択することは少ないと思われます。コンビニ決済しか決済手段がない場合、購入が面倒になり離脱してしまうユーザーが増える可能性があるので、他の決済と組み合わせることが重要です。

    キャリア決済

    キャリア決済は、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアが提供する決済手段を利用する方法です。キャリア決済を選択する場合、月々の携帯料金とまとめて購入代金を支払うことになります。

    キャリア決済は、IDと短いパスワードを入力するだけで支払える手軽さがメリットです。また、大手キャリアのスマホを持っていれば誰でも使うことができます。

    デメリットとしては、利用限度額が設けられている点が挙げられます。また、大手キャリアのスマホを持っていないと、キャリア決済を使うことはできません。

    後払い決済

    後払い決済は、商品が自宅に届いた時点ではなく、その後にまとめて支払いを行う決済手段です。後払い決済の仕組みを利用できるサービスの中でも有名なのがPaidyです。Paidyは支払い方法を、コンビニや銀行振込などから選択することができます。

    後払い決済は、商品が問題なく使えることを確認した後に支払えるのがメリットです。ECサイトに対する信頼性が高くないユーザーでも、後払いの選択肢があれば利用してもらえる可能性があります。

    反面、ユーザーが支払いを忘れてしまう可能性があるのがデメリットです。

    アカウントID決済

    アカウントID決済とは、外部サービスのアカウント情報を使う決済手段のことです。代表的なアカウントID決済は次のとおりです。

    • 楽天ペイ
    • Google Pay
    • Apple Pay

       

    アカウントID決済の場合、外部サービスのアカウントを利用するため、ECサイト上ではカード情報を入力する必要がありません。そのため、ユーザーにとって安心感があるのがメリットです。また、外部サービスで使えるポイントを貯められる可能性もあります。

    もちろん、特定の外部サービスに登録していないとアカウントID決済を利用することはできません。利用できる人は限定されますが、利用できる人によってはメリットが大きい決済手段と言えるでしょう。

    ECサイトに導入する決済手段を選ぶポイント



     

    続いて、ECサイトに導入する決済手段を選ぶポイントについて解説します。ポイントは次の3つです。

    • ユーザー層と相性が良いものを選ぶ
    • 各決済の利用限度額を確認する
    • 決済トレンドやシェア率を確認する

       

    3つのポイントを意識することで、自社サービスと相性の良い決済手段を見つけやすくなります。1つ1つの決済手段を選ぶポイントについて詳しく解説していきます。

    ユーザー層と相性が良いものを選ぶ

    決済手段はECサイトのユーザー層と相性が良いものを選びましょう。決済手段によっては利用者の年齢層や性別、ECサイト利用率などに偏りがある場合があります。

    たとえば、コンビニ決済はECサイトに慣れてない方でも、比較的利用しやすいです。また、キャリア決済や後払い決済などは、クレジットカードを作れない18歳未満の方にもよく使われています。

    また、海外ユーザーも視野に入れるなら、海外でも使える決済手段を優先する考えもあるでしょう。たとえば、VisaやMastercardなどのクレジットカードは、海外でも同じように使うことが可能です。

    各決済の利用限度額を確認する

    特に高額商品を扱うなら、各決済の利用限度額を確認した方が良いでしょう。利用限度額があると、ユーザーが高額商品を購入できない可能性があるためです。たとえばキャリア決済は、携帯会社によって利用限度額が設定されています。

    高額商品を扱うなら、クレジットカード決済などの方が相性が良い可能性があります。カード決済は利用限度額が高い場合が多いです。また、後払いのため心理的に高額商品を買いやすい、というのも理由の1つです。

    決済トレンドやシェア率を確認する

    ECサイトに新規決済を導入する際は、各決済のシェア率やトレンド状況を確認しましょう。シェア率が高い決済を優先導入した方が、ユーザー数および売上が伸びやすくなるためです。

    また、今後伸びると予想される決済手段に関しても、分析できるとベストです。最近はキャッシュレス決済を国が推進していることもあり、決済トレンドの変化も激しくなっているため、トレンドについて敏感になっておくことは大切です。

    ECサイトには複数の決済手段を用意する方が良い理由



     

    ここまでECサイトによく導入される決済手段を紹介してきました。どの決済手段にも良い点・悪い点があります。1つの決済手段だけで多くのユーザーに対応するのは難しいということも、お分かりいただけたかと思います。

    そのため、ECサイトにはできるだけ多くの決済手段を用意することをおすすめします。決済の選択肢が多いほど、ユーザーによって利用しやすいECサイトになります。

    よくECサイトの課題として取り上げられるものに、カゴ落ちというものがあります。カゴ落ちとは、商品をカートに入れた後、購入せずにECサイトから離脱してしまうことです。

    ユーザーの離脱理由として多いのが、「決済方法がよく分からない」「カード情報を入力するのが怖い」というものです。そのため、決済手段を多くすることによって、カゴ落ち対策になる可能性もあります。

    複数の決済手段を用意するなら決済代行会社がおすすめ

    とはいえ、複数の決済を導入・運用するのは非常に大変です。決済を導入するためには、カード会社などと契約を結ばなくてはいけません。多くの決済を導入する場合、それだけ多くの事務作業が発生します。

    そこでおすすめしたいのが、決済代行会社を利用することです。代行会社は、カード会社などとの契約およびその後のやり取りを代行してくれます。代行会社に依頼すれば、複数の決済手段をまとめて導入することも可能です。

    また、代行会社の多くは決済を管理するためのツールを提供してくれます。管理ツールによって、各決済の状況を一元管理することができるため、運用が効率化します。

    実際、ほとんどのECサイト事業者は決済代行会社を利用しています。代行会社を利用すれば煩雑な事務作業を減らすことができ、社員はコア業務に集中できるためです。

    ECサイトに決済手段を導入するなら『ペイジェント』

    決済代行会社は多くの種類があるため、どの会社と契約するか迷う方も多いでしょう。決済代行会社によって、実績・信頼性の高さや管理ツールの使いやすさ、導入できる決済手段の多さは異なります。

    ECサイトに決済手段を導入するなら『ペイジェント』がおすすめです。『ペイジェント』はNTTデータと三菱UFJニコスが出資している代行会社であり、契約実績が豊富かつ信頼性が高いのが特徴です。

    今回解説した7つの決済手段は、すべて『ペイジェント』で導入することができます。ユーザー層などに合わせた決済手段を選ぶことが可能です。

    また、ECサイトをこれから運営する方にとって都合が良いのが、入金サイクルが早い点です。通常でも締め日から入金まで9営業日ですし、「早期入金オプション」に加入すれば最短5営業日に入金でき、さらに締め回数を2~4回まで分割することができます。

    ECサイトを運営したばかりの頃は資金繰りに苦労することも多いので、なるべく入金サイクルが早い代行会社を選ぶことが重要です。

    ペイジェントに興味のある方は、以下の窓口からお気軽にお問い合わせください。サービス内容に関するどんな小さなことにも、スタッフが丁寧に回答させて頂きます。

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    まとめ

    本記事ではECサイトに導入すべき決済手段について解説しました。ECサイトにはどのような決済が導入されているのか、各決済にはどのような特徴、メリット・デメリットがあるのか、お分かりいただけたかと思います。

    結論、ECサイトにはなるべく多くの決済手段を用意するのが理想です。やはりユーザーによって使いたい決済手段は異なりますから、多くのユーザーが満足して活用できるサイトにするためにも、決済の選択肢は豊富な方が良いでしょう。

    複数の決済をまとめて導入したいなら、『ペイジェント』がおすすめです。『ペイジェント』はECサイトに多く導入されている主要決済に一通り対応しています。

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