2023/03/05
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事業を立ち上げたばかりで資金繰りに悩んでいる個人事業主・法人の方も多いのではないでしょうか。銀行で融資を受けたいものの、審査に時間がかかってしまうという場合も多いですよね。
本記事では、クライアントへの支払いを先延ばしできる、請求書カード払いサービスについて解説します。また、請求書カード払いサービスとファクタリングの違いについてもまとめました。
請求書カード払いを活用して支払いを先延ばしできれば、資金繰りが楽になります。資金不足に悩んでいる個人事業主・法人の方はぜひ参考にしてください。
目次
個人事業主・法人が資金繰りに悩む場合の対処方法

個人事業主・法人が資金不足に陥った場合、代表的な対処方法としては次の3つが挙げられます。
- 銀行から融資を受ける
- ファクタリングを利用する
- 請求書カード払い(支払い先延ばしサービス)を利用する
これら3つは業種問わずできる場合が多いですが、それぞれメリット・デメリットがあります。また、すぐには資金不足を解決できないものもあります。
各対処方法のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
銀行から融資を受ける
資金調達と言えばまず思い浮かぶものが、銀行から融資を受けることではないでしょうか。融資は借金とは異なり、消費を目的としているのではなく、事業を継続するための資金として活用するためのものです。
法人だけでなく個人事業主でも融資を受けることはできます。メガバンクの場合は個人事業主は対象外になることもありますが、ネット銀行や信用金庫などは対応している場合が多いです。
とはいえ、融資を受けるのはハードルが高いと感じる方もいるでしょう。審査に合格しないといけないため、書類も準備しないといけません。確定申告書や資金計画書、借入計画書などが必要になる場合もあり、準備に手間もかかってしまいます。
また、審査が通るまでに1ヶ月以上かかることもあります。すぐに資金を調達したい場合には、銀行の融資は向いていないと言えます。
ファクタリングを利用する
ファクタリングと呼ばれる請求書買取サービスを活用する手もあります。ファクタリング会社と契約し請求書を渡すことで、自分が持っている未回収の売掛金を現金化することが可能です。
請求書払いの場合、締め日から30日後に支払いが行われることが多く、その間に資金不足に陥る会社は多くあります。ファクタリングを利用すれば、30日よりも前に現金を得ることができ、資金不足を解決できる可能性があるのです。
ファクタリングには「2社間」と「3社間」の2種類があります。2社間のファクタリングは、利用者とファクタリング会社の2社間で契約を行い、取引先が関与することはありません。取引先に利用がバレないのがメリットですが、その分手数料が高くなります。
3社間のファクタリングは、利用者とファクタリング会社、取引先の3社間で契約を行います。取引先も契約に関わる分、手数料が安くなる傾向があります。
請求書カード払い(支払い先延ばしサービス)を利用する
請求書カード払いは、取引先への支払いを先延ばしできるサービスのことです。請求書払いでは基本的には銀行振込によって支払いますが、サービスを利用することでクレジットカードで支払えるようになります。カードで支払える分、支払いを先延ばすことが可能です。
請求書カード払いの運営会社は、取引先と自分の間に立ち取引を仲介してくれます。請求書カード払いを利用した、取引の手順は次のとおりです。
1.事業者(買い手)が、運営会社に請求書を送る
2.事業者(買い手)が、運営会社のシステムからカード払いを行う
3.運営会社が、取引先(売り手)に振込を行う(立替払い)
4.カード会社が、事業者(買い手)の口座から引き落としを行う
請求書カード払い(支払い先延ばしサービス)とファクタリングの比較

請求書カード払い(支払い先延ばしサービス)とファクタリングのどちらを活用したら良いのか分からない、という方も多いかもしれません。
そこで、請求書カード払いとファクタリングについて次の3つの観点から比較します。
- 資金不足改善の方法
- 審査の有無
- 手数料
資金不足改善の方法
請求書カード払いとファクタリングは、「資金不足を改善させる」という目的は同じです。
しかし、請求書カード払いは「取引先への支払いを遅らせる手段」なのに対し、ファクタリングは「取引先からの入金を早める手段」です。目的は同じですが、資金不足改善のやり方がまったく違う点は注意が必要です。
請求書カード払いは、取引先に支払う金額が大きい場合に有効と言えます。逆にファクタリングは、売掛金の金額が大きい場合に効果を発揮してくれます。
審査の有無
請求書カード払いサービスの多くには審査はありません。すでにクレジットカードを持っていれば、サービスに登録するだけで利用することができます。確定申告書などの書類の提出も不要なことが多いです。
対して、ファクタリングは銀行の融資に比べれば緩いものの、れっきとした審査が存在します。審査の基準はサービスによって異なりますが、会社の信用度や経営状況などが総合的に見られることが予想されます。
また、自社だけでなく取引先の状況についても確認されます。取引先が倒産してしまうと、ファクタリング会社はお金を回収することができないためです。
手数料
請求書カード払いもファクタリングも、利用する際に手数料がかかります。できるだけ手数料を抑えられるサービスを使った方が、今後の資金繰りも楽になります。
請求書カード払いの手数料は3~5%程度です。対してファクタリングは、2社間と3社間とで手数料が大きく変わります。2社間の手数料は10~30%、3社間は1~9%程度です。
ただし、3社間ファクタリングの場合、手数料を抑えることができますが、サービスの利用が取引先に知られてしまいます。
その他の請求書カード払い(支払い先延ばしサービス)のメリット

請求書カード払い(支払い先延ばしサービス)には、資金繰りが楽になる以外にもさまざまなメリットがあります。具体的なメリットは次の3つです。
- 1つのクレジットカードで支払いを済ませられる
- カードのポイントが貯まる
- 取引先に知られることがない
1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。
1つのクレジットカードで支払いを済ませられる
請求書カード払いを活用することで、1つのクレジットカードで会社の支払いをすべて済ませることも可能であり、入金管理がしやすくなります。
カード払いに対応している取引先と対応していない取引先が混在している場合、A社はカート払い、B社は銀行振込……といったようになってしまい、経理業務が複雑化してしまいます。
現状、BtoB取引でカード払いに対応している会社はそこまで多くありません。そのため、請求書カード払いを活用せずに、1つのカードで支払いを済ませるのは難しいです。
1つのカードで支払いを行う方が、確定申告も楽になります。カードの明細を確認するだけで、毎月の支払い料金が一目で分かります。
カードのポイントが貯まる
請求書カード払いを活用しカード決済の回数を増やせば、その分ポイントを貯めることができます。請求書カード払いを使うと手数料はかかりますが、手数料の一部はポイントで補うことが可能というわけです。
請求書カード払いを活用するなら、できるだけ還元率が高く、年間費も安いカードを選ぶことをおすすめします。
取引先に知られることがない
請求書カード払いサービスを使っていることは、取引先に知られることがありません。なぜなら、請求書カード払いの運営会社は、振込名義を自分にしてくれるためです。また、振込日も指定できる場合が多いです。
取引先の視点から見たら、通常通り振り込まれているのと何も変わりません。そのため、取引先にバレるという心配をする必要はないのです。
請求書カード払い(支払い先延ばしサービス)を利用する際の確認事項

請求書カード払い(支払い先延ばしサービス)を始めて利用する、という方も多いかと思います。そこで、利用前に最低限確認しておきたい事項について解説します。
請求書カード払い(支払い先延ばしサービス)を利用する際に確認したいことは次の3つです。
利用できるカード カードの利用上限 カードの引き落とし日1つ1つの確認事項について詳しく解説していきます。
利用できるカード
請求書カード払いはサービスによって利用できるブランドが決まっています。中には1つのブランドしか利用できないサービスもあるので、自分が持っているカードが使えるのか確認することをおすすめします。
VISA・Mastercard・JCBは利用できることが多いですが、American Express・Diners Clubは利用できるところが少ないないので、VISAなどのカードを発行しておきましょう。
また、デビットカードに関しては利用できる場合が多いですが、「支払いを先延ばしにできる」というメリットが適用されなくなってしまいます。
カードの利用上限
請求書カード払いを活用する際は、カードの利用上限に気をつけましょう。利用上限に達してしまうと、次の引き落とし日まで決済を行うことができません。
法人カードは比較的利用上限が高い傾向があります。とはいえ、カードを発行したばかりの場合、カード会社からの信用度が低いこともあり、上限が低いこともあります。
毎月しっかり支払いを行うことで、徐々に信用度を上げていけば、利用上限を引き上げられる可能性があります。
カードの引き落とし日
カードの引き落とし日に関しては、請求書カード払いの運営会社が決めているのではなく、使っているカードによって決まっています。引き落とし日によって、「何日支払いを先延ばしできるか」が変わってくる点は注意が必要です。
現在使っているカードの引き落とし日を、確認してみましょう。毎月月末締め、翌月27日払いであることが多いですが、異なる場合もあります。また、同じ会社でもカードの種類によって引き落とし日が違うこともあります。
ペイジェントなら支払いを「最大60日」先延ばしにすることが可能
ペイジェントは国内最大手SIerのNTTデータと国内最大級のクレジットカード加盟店数を誇る三菱UFJニコスの合弁会社です。決済代行サービスを運営している会社として知られているペイジェントですが、請求書カード払いサービスも運営しています。
ペイジェントの『Bizpay請求書カード払い』は12/18に開始されたサービスで、支払いを最大60日も先延ばしにできる点が魅力です。他のサービスでは、40日程度しか先延ばしできない場合も多いです。60日も先延ばしできれば、資金繰りが非常に楽になります。
また、法人だけでなく個人事業主も利用できる点もメリットです。他サービスの場合、個人事業主は利用できない場合もあります。
登録・利用は非常に簡単で、全てWeb上で完結します。登録後は請求書と取引先情報をアップロードすれば、カード決済ができるようになります。
まとめ
本記事では支払い先延ばしができるサービスについて解説しました。請求書カード払いのメリットや、ファクタリングとの違いなどがお分かりいただけたかと思います。
特に事業を始めたばかりの頃は資金不足に悩むことも多くあります。資金が足りず事業を思うように成長させられない、などの悩みは多くの方が経験します。
ペイジェントの『Bizpay請求書カード払い』を活用すれば、支払いを最大60日間先延ばしにすることができます。法人・個人事業主問わず審査なしで利用できるうえに、初期費用は一切かかりませんので、とりあえずお試しで利用してみるのもおすすめです。