サッカースクール事業の成長を後押した、「将来売上」を評価する 新たな資金調達
サービス
株式会社グローバルフットボールマネジメント
代表取締役社長 増田 稿平様

サッカースクールを中心に、地域に根ざした多様なサービスを展開するグローバルフットボールマネジメント。日本国内で唯一、レアル・マドリード公式サッカースクール「レアルマドリード・ファンデーション・フットボールスクール・ジャパン」を開校する独占権を有しております。新規スクール開設等の事業成長とともに課題となった資金調達への取り組み、または今後の展望について、代表取締役社長の増田様にお話を伺いしました。(役職・情報等は2025年7月時点)
導入概要
導入サービス
決算手段
効果
導入前の課題
- スクール受講料の支払いをキャッシュレス化するにあたり、自社システムとの連携を大きな開発負担を伴わずに実現したい。
- キャッシュアウトが先行する事業構造であり、資金繰りは常に早め早めに準備しておく重要性を感じている。必要なタイミングで資金調達ができる手段を模索していた。
導入後の効果
- 豊富な機能を保有するペイジェントの決済代行サービスを導入することで、自社システム側の開発を最小限に抑えることができた。
- カンム社の提供する「サクっと資金調達」はペイジェントの取引実績データの利用が可能。手続きも銀行融資と違い、簡便かつ即時性があり社内負担の軽減に繋がった。
- 新たな資金調達の選択肢を持てたことで、余裕持った経営が可能となった。
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- 業種別
- サービス
- 企業名
- 株式会社グローバルフットボールマネジメント
- 企業担当者1
- 代表取締役社長 増田 稿平様
- 企業ロゴ
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- 企業紹介文
- 2012年に一般社団法人 グローバルフットボールマネジメントとしてサッカースクール事業を開始。2021年に株式会社グローバルフットボールマネジメントに改組。現在、関東を中心に6校にスクール事業を展開しております。レアルマドリード財団(Fundación Real Madrid)よりレアルマドリード公式サッカースクール「レアルマドリード・ファンデーション・フットボールスクール・ジャパン」を日本国内に開校する独占権を有する唯一の法人です。
- 導入概要:導入サービス
- 決済代行サービス
- 導入概要:導入サービス
- サクっと資金調達(株式会社カンムとペイジェントの協業サービス)
- 導入概要:決算手段
- クレジットカード決済
- 導入概要:効果
- 売上拡大
- 導入概要:効果
- 業務工数削減
- 導入前の課題
- スクール受講料の支払いをキャッシュレス化するにあたり、自社システムとの連携を大きな開発負担を伴わずに実現したい。
- 導入前の課題
- キャッシュアウトが先行する事業構造であり、資金繰りは常に早め早めに準備しておく重要性を感じている。必要なタイミングで資金調達ができる手段を模索していた。
- 導入後の効果
- 豊富な機能を保有するペイジェントの決済代行サービスを導入することで、自社システム側の開発を最小限に抑えることができた。
- 導入後の効果
- カンム社の提供する「サクっと資金調達」はペイジェントの取引実績データの利用が可能。手続きも銀行融資と違い、簡便かつ即時性があり社内負担の軽減に繋がった。
- 導入後の効果
- 新たな資金調達の選択肢を持てたことで、余裕持った経営が可能となった。
- リード文
- サッカースクールを中心に、地域に根ざした多様なサービスを展開するグローバルフットボールマネジメント。日本国内で唯一、レアル・マドリード公式サッカースクール「レアルマドリード・ファンデーション・フットボールスクール・ジャパン」を開校する独占権を有しております。新規スクール開設等の事業成長とともに課題となった資金調達への取り組み、または今後の展望について、代表取締役社長の増田様にお話を伺いしました。(役職・情報等は2025年7月時点)
- 担当者名
- 吉永
- 担当者部署
- クライアントソリューショングループ
- 担当者メッセージ文
- 改めてお話を伺い、まさに「サクっと資金調達」が加盟店様のニーズに刺さった事例だったと感じたと同時に、今後も同サービスをペイジェントの加盟店様に展開していくうえで、非常に参考になるお話でした。今回インタビューにあたり実際に東京晴海校へお邪魔させていただき、増田様のお話どおり、子供から大人までたくさんの方の笑顔が溢れる場になっていることを目にすることが出来たので、今後も資金調達や決済代行のサービスを通じて、グローバルフットボールマネジメント様の事業展開を支え、多くの子供たちが笑顔になれる社会をともに創っていきます。
まずは事業内容について教えてください。
増田様:私たちはサッカースクール事業を主軸に、複合的なサービスを展開しています。現在スクールに通う子どもは約1,200名。収益の柱は受講料に加え、海外遠征や国内キャンプです。また、平日の昼間や夜のスクール時間外にはグラウンドを開放し、インターナショナルスクールや地域のフットサルチーム、高齢者向けのウォーキングサッカー、主婦らのチーム練習など多様な用途で利用されています。屋上はヨガやパーティーの会場としても人気があり、スクール生の保護者だけでなく地域住民の憩いの場にもなっています。 スクール受講料の決済においてペイジェントの決済代行サービスを導入しております。これまで大きなトラブルもなく、安心かつ効率的に決済が利用できております。

(株式会社グローバルフットボールマネジメント 東京晴海校)
ディズニーでの経験を原点に、子どもの笑顔を支える場づくりへ
サッカースクール事業を始めたきっかけを教えてください。
増田様:私はオリエンタルランドで14年半勤め、経営企画部として「ディズニーシー」の立ち上げにも関わりました。当初から40歳で独立すると決めており、退職後は石垣島でリゾートホテルを計画しましたが、東日本大震災の影響で計画は頓挫。表参道でレストランやブティックを運営していましたが、震災による計画停電や自粛ムードで事業は厳しい状況に追い込まれました。
そんな中、「子どもたちのために何かできないか」と考え、仲間とともに震災支援を開始。スペインに留学していた友人の縁から、レアル・マドリードとつながり、被災地の子どもたちへサッカーボールを届ける活動を始めました。その流れでレアル・マドリードのサッカースクールを日本で開校できることになったのです。
実際にスクールを始めて驚いたのは、子どもたちが「笑いながら」スポーツを楽しむ姿でした。自分の学生時代のように「厳しさに耐えるもの」ではなく、サッカーを通じて自己表現やアウトプット力を磨いていく姿に強く感銘を受けました。こうした教育的価値を広めたいと考え、復興支援から正式なライセンス事業へと転換し、本格的にスクール運営を始めました。
ライセンス料や円安リスクに対応しながら進めた成長投資
資金調達ではどのような課題がありましたか?
増田様:レアル・マドリードとのライセンス契約は「ユーロ建てかつ先払い」。円安の影響も重なり、スクール拡大や新規ブランド立ち上げ、海外進出など、キャッシュアウトが先行する構造に常に向き合ってきました。実際の資金調達は、政策金融公庫と民間銀行の協調融資から始まりました。本社ビル建設時には、自ら資金を借り入れて建設し、その後もコロナ禍で運転資金が不足し、追加借入を余儀なくされました。設備投資は比較的銀行に理解されやすい一方で、「ライセンス料の先払い」や「月次キャッシュフローのズレ」はなかなか理解されにくい領域でした。
こうした経験から、「資金繰りは酸素ボンベを背負っている感覚」に近いと強く感じるようになりました。たとえ利益が見込めても、月次で資金が途切れれば事業は止まってしまう。震災やコロナを経て、資金調達は常に早め早めに動くことが重要だと痛感しました。そう考えている時に、タイミングよくペイジェントから「サクっと資金調達」の提案をしてもらいました。ペイジェントが資金調達の提案をされるとは少し驚きましたが、詳しく話を聞いてみようとなりました。
吉永:確かに驚きますよね。ペイジェントは決済代行サービスが主軸ではございますが、「サクっと資金調達」は2024年からカンム社と業務提携により開始した新サービスとなります。資金調達についてご検討されていたので、カンムの岡田さんとともに「サクっと資金調達」をご案内いたしました。

(写真左から カンム岡田様、グローバルフットボールマネジメント増田様、ペイジェント吉永・内藤)
サクっと資金調達について
「サクっと資金調達」は将来の売上を買い取ることで、すぐに使える資金を最大1億円まで提供。書類の提出なく、無料で買取条件を確認できます。お手続きはオンラインで完結、最短4営業日で資金調達は完了します。
なぜ「サクっと資金調達」を選ばれたのでしょうか?
増田様:1番の決め手は、銀行融資のように過去の決算に縛られるのではなく、これからの売上を評価してもらえる点でした。コロナ禍ではまさに濁流に飲まれる感覚で、資金が1か月遅れるだけで事業が止まりかねない。そんな状況で“浮き輪”となるのは、事業構造や将来収益を見てくれる資金調達だと改めて認識し、「サクっと資金調達」はその考え方に合致していました。またペイジェント×サクっと資金調達の連携によるスムーズな手続きも後押しとなりました。
もともと少人数私募債も併用する予定でしたが、私たちは“資金調達ルートは複数確保”を基本方針としています。その中で、即時性と簡便性の面でポートフォリオに加える価値が高いと判断しました。銀行融資に比べて金利は高めですが、まずは一度利用して実績を作り、今後の選択肢を広げていければと考えています。
吉永:ペイジェント×サクっと資金調達によって貴社の課題解決に繋がるご案内ができてよかったです。
実際に利用してみて、いかがでしたか?
増田様:実際に利用してみてまず感じたのは、資金調達がこれまでよりもぐっと現実的で身近になったということです。従来の銀行融資では申請から実行までに時間や書類の負担が伴いましたが、「サクっと資金調達」は手続きがシンプルで、思い立ったタイミングで動ける感覚がありました。ペイジェントに蓄積された取引実績データを活用した審査も、より精度の高い判断につながり、合理的だと感じています。
次に、資金繰りに対する安心感が増したことです。これまでの私募債や銀行融資に加え、新たな選択肢を持てたことで、急な支払いに対応できる余地が広がり、不確実な為替リスクなどにも心に余裕を持って向き合えるようになりました。
そして、自社の仕組みにしっくり馴染む感覚もありました。スクール生の年払いと同じように将来の収益を前倒しで受け取る形は、ユーロ建てライセンス費や新ブランド立ち上げといった先行投資の局面に自然にフィットしており、実際に使ってみて相性の良さを実感しています。

海外展開と再開発プロジェクトに着手。サッカースクールを通じて、人の笑顔を生み出す循環を
今後の展望について教えてください
増田様:これからは海外と地域の両方でチャレンジしたいと思っています。まずハワイですね。円安の影響もあって、同じ内容のスクールでも月謝が日本の3倍近い水準になるんです。外貨を稼ぐという意味でも収益性は大きいと考えています。国内では再開発プロジェクトにも関わっていて、単にスクールを開くだけでなく、街の中に交流の場や新しい価値をつくる取り組みを進めています。自分たちが立ち上げたデザイン会社がリノベーションや街区デザインを担い、教育の枠を超えて地域課題解決にもつなげていきたいと考えています。
経営の軸にあるのは「人の笑顔をどれだけ増やせるか」。サッカースクールを通じて子どもたちの成長を見守り、やがて自らの子どもを連れて戻ってくる---そんな循環をつくることが最大のやりがいだと感じています。