さくらインターネットの事業成長を支えるペイジェントの決済インフラ
サービス
さくらインターネット株式会社
クラウド事業本部 プラットフォーム部 副部長 岩﨑貴英様(写真左)
インターネットサービス本部 インターネットサービス部 サービスリードグループ マネージャー 吉岡大介様(写真右)

さくらインターネットは日本最大規模の大容量且つ高速な通信回線を保有し、高度なセキュリティと、堅牢な設備環境を備えたデータセンターを自社で運営するインターネットサービス事業者です。決済代行サービス導入当初から携わっているクラウド事業本部プラットフォーム部副部長の岩﨑様と、支払い代行サービスの導入を担当したインターネットサービス本部の吉岡様にお話を伺いました。(役職・情報等は2025年3月時点)
導入概要
導入サービス
決算手段
効果
導入前の課題
- 毎月約3万件の決済処理を行う必要があったが、期日内に処理を完了することができなかった
- 「さくらのレンタルサーバ取次店制度」の取次報酬の支払いにおいて、最小限の業務工数で運用したかった
導入後の効果
- ペイジェント決済代行サービスを導入することにより、期日内に処理を完了できるようになった
- 支払い代行サービスを導入することにより、運用設計や支払業務における人的コストを抑え、スムーズで効率的な制度運営を実現できた
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- 業種別
- サービス
- 企業名
- さくらインターネット株式会社
- 企業担当者1
- クラウド事業本部 プラットフォーム部 副部長 岩﨑貴英様(写真左)
- 企業担当者2
- インターネットサービス本部 インターネットサービス部 サービスリードグループ マネージャー 吉岡大介様(写真右)
- 企業ロゴ
- 企業サイトURL
- さくらインターネット株式会社
- 導入概要:導入サービス
- 決済代行サービス
- 導入概要:導入サービス
- 支払い代行サービス
- 導入概要:決算手段
- クレジットカード決済
- 導入概要:効果
- 業務工数削減
- 導入概要:効果
- 事業拡大
- 導入前の課題
- 毎月約3万件の決済処理を行う必要があったが、期日内に処理を完了することができなかった
- 導入前の課題
- 「さくらのレンタルサーバ取次店制度」の取次報酬の支払いにおいて、最小限の業務工数で運用したかった
- 導入後の効果
- ペイジェント決済代行サービスを導入することにより、期日内に処理を完了できるようになった
- 導入後の効果
- 支払い代行サービスを導入することにより、運用設計や支払業務における人的コストを抑え、スムーズで効率的な制度運営を実現できた
- リード文
- さくらインターネットは日本最大規模の大容量且つ高速な通信回線を保有し、高度なセキュリティと、堅牢な設備環境を備えたデータセンターを自社で運営するインターネットサービス事業者です。決済代行サービス導入当初から携わっているクラウド事業本部プラットフォーム部副部長の岩﨑様と、支払い代行サービスの導入を担当したインターネットサービス本部の吉岡様にお話を伺いました。(役職・情報等は2025年3月時点)
- 担当者名
- 藤野
- 担当者部署
- クライアントソリューショングループ
- 担当者メッセージ文
- さくらインターネット様においては加盟店様の中でも非常に長く弊社をご利用いただいているのですが、加盟店様目線での貴重なお話をお伺いすることができて良かったです。
さくらインターネット様につきましては弊社にて提供している複数のサービスをご利用いただいておりますので、今後も決済周りや不正に関するサポート体制の強化はもちろん、新たな機能提供や機能改善についても引き続きご提案させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
まずは事業内容について教えてください。
岩﨑様)インターネット黎明期である1996年から中小企業、大企業、個人に対してインターネットインフラサービスを提供していまして、自社運営の国内データセンターから、「さくらのクラウド」、「さくらのレンタルサーバ」、「さくらのVPS」などのサービスを展開しています。



ペイジェント決済代行サービスはいつから利用していますか。
岩﨑様)「さくらのクラウド」、「さくらのレンタルサーバ」、「さくらのVPS」等、各サービスの利用料の支払いにおいて、2008年から利用しています。サービスは2004年から提供を開始していまして、当時は他の決済代行会社を利用していました。
要望に合わせて柔軟に対応してくれたことが導入の決め手
ペイジェントへの切り替えに至った背景を教えてください。
岩﨑様)月額料金の決済を行う為、当時は毎月約3万件の決済処理を行う必要がありました。リクエストを投げた翌日中には処理を完了させる必要があったんです。1件1件処理を行っていたので、翌日中に処理が終わらないことがあり大変困っていました。
切り替えの決め手を教えてください。
岩﨑様)複数の決済代行会社に相談をしていたのですが、どの会社も約3万件の決済処理を翌日中に完了できる仕様ではなかったんですよね。ペイジェントも当時は対応していなかったのですが、「できるようにします」と言ってくれまして、ペイジェントに切り替えることになりました。
藤野)ファイル処理機能ですね。ご要望にお応えできてよかったです。

ペイジェントが提供しているクレジットカード決済の他、銀行振込や口座振替も利用していると思いますが、どの決済手段が一番使われていますか。
岩﨑様)利用件数でいうとクレジットカードが一番多いです。利用金額においてもクレジットカードが伸びてきていますね。カード会社や決済ネットワークの仕様上制限があり、1回あたりの決済金額の上限が1,000万円なので、大口のお客様にはクレジットカード以外の決済手段を案内しています。
藤野)提案中の「次世代決済代行サービス」※では、1,000万円以上の決済ができるようになります。法人のお客様はカードを利用することで経費精算の簡素化等のメリットもありますので、より多くのお客様がカードを使えるような状態をつくりたいですね。
※「次世代決済代行サービス」とは
https://www.paygent.co.jp/news/detail/id=693
20年弱ご利用いただいていますが、困ったことはありましたか。
岩﨑様)長いお付き合いになりますが、いつも柔軟性のある対応で大変感謝しています。不正利用に係る調査や、決済全般の質問対応だけでなく、例えばカードの非保持化対応や、EMV3-Dセキュアの開発などでは、スケジュール含めていろいろと無理を言ったのですが、当社の要望を汲んで対応してくれました。

取次報酬の支払いに「支払い代行サービス」を採択
支払い代行サービスもご利用ありがとうございます。まずは「さくらのレンタルサーバ取次店制度」のサービス内容について教えてください。
吉岡様)2024年8月末に「さくらのレンタルサーバ取次店制度」を新設しました。取次店に登録した事業者が「さくらのレンタルサーバ」を紹介し、紹介されたお客様が契約すると、契約件数やプランに応じた報酬を受け取ることができる制度です。Web制作会社や広告代理店、個人事業主から法人まで、幅広い事業者が活用できる制度で、「さくらのレンタルサーバ」の利用機会を拡大することを目的としています。

「さくらのレンタルサーバ取次店制度」において、支払い代行サービスの導入に至った背景を教えてください。
吉岡様)取次報酬は本制度の重要なベネフィットです。取次報酬の支払いにおいて安定的な運営を行う為、ペイジェントの支払い代行サービスを導入しました。

支払い業務の内製化は検討されたのでしょうか。
吉岡様)そうですね。支払い代行サービスで実現できることを内製化するのであれば、経理をはじめとした他チームを巻き込みながら運用を整理する必要がありました。運用設計や支払業務における人的コストがそれなりにかかってくるんですよね。例えば将来的に「さくらのレンタルサーバ」以外のサービスにおいても同様の制度を展開していくことを想定すると、既に利用している支払い代行サービスを横展開すれば、社内リソースを考慮する必要がなくなりますよね。今後の事業展開のスピード感を担保できるという意味でも、支払い代行サービスを導入するという判断になりました。
システム開発することなく簡単に利用を開始できた
ペイジェントの支払い代行サービスを選んだ決め手を教えてください。
吉岡様)何社か比較したのですがコスト面はもちろん、導入が簡単でスピーディに開始できる点も決め手になりました。ペイジェントが用意している加盟店ポータルのWebUIを利用すれば、ファイルをアップロードして支払い指示を実行し、振込結果を一覧で確認できるので、システム開発を行うことなく簡単に利用を開始できました。

API接続による支払い指示の自動化も検討しているのでしょうか。
吉岡様)はい。今後制度をスケールさせていくとなると、現状の運用では負荷が増加すると想定しています。その為、並行して取次店に対する支払い指示の自動化に向けてAPIを活用した開発を進めています。WebUIを利用することによって、開発期間に左右されることなく、「さくらのレンタルサーバ取次店制度」をリリースすることができたのは良かった点ですね。
支払い代行サービス導入後の効果を教えてください。
吉岡様)立替払いによりデポジットの事前準備が不要となり、資金管理の負担を軽減できました。また、24時間365日対応の振込サービスのおかげで、支払いがスムーズに処理され、取次店への対応も柔軟に行えています。さらに、振込時の口座確認の自動化により、誤った口座情報による組戻しの発生を防ぐことができ、運用の安定性も向上しました。これらのメリットにより、スムーズで効率的な制度運営を実現できています。

今後の展望についてお教えください。
岩﨑様)なりすましなどの不正利用が増えている昨今、セキュリティを向上させつつ、利便性とのバランスを考えた認証の仕組みを検討しています。直近ではマイナンバー認証等を検討しています。支払い、決済についても同様に不正利用されにくく、利便性の高いものを導入しようと検討していますので、何か良いサービスがあれば提案をお願いします。
