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「大量トランザクションブロッカ―」の導入で、クレマスアタックによる被害を回避 ~ECの成長に伴い増加する不正利用対策について~

物販

株式会社世界堂

営業本部 ネット通販事業課 係長 柿沼万寿夫様(写真右)

営業本部 ネット通販事業課 長尾郁明様(写真左)

画材・デザイン用品・文具などを取り扱う世界堂は、創業85周年を迎える老舗の画材販売店です。オンラインショップの成長と共に課題となった不正利用対策への取り組みについて、ネット通販事業課課長の柿沼様と長尾様にお話を伺いました。(役職・情報等は2025年3月時点)

導入概要

導入サービス

  • 決済代行サービス

決算手段

  • クレジットカード決済
  • コンビニ(番号方式)
  • 銀行振込(仮想口座方式)

効果

  • 不正利用対策
  • 業務工数削減

導入前の課題

  • 銀行振込の消込作業を行う必要があり、経理担当者の業務負荷が大きくなっていた
  • 不正利用による被害が発生し、どのように対処すればよいか分からず困っていた

導入後の効果

  • 銀行振込(仮想口座方式)の導入により、消込作業を自動化し業務負荷軽減した
  • 大量トランザクションブロッカ―導入により、不正取引をブロックできた
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業種別
物販
企業名
株式会社世界堂
企業担当者1
営業本部 ネット通販事業課 係長 柿沼万寿夫様(写真右)
企業担当者2
営業本部 ネット通販事業課 長尾郁明様(写真左)
企業ロゴ

企業サイトURL
株式会社世界堂
企業紹介文
1940年に額縁および絵画の販売を目的として新宿で創業。1947年9月に株式会社世界堂として改組、その後、逐次店舗面積を拡大、支店数を増やすとともに、画材・デザイン・文具まで幅広く取り揃えを行ってきました。現在、関東一円にて11店舗(美大校内店舗含む)東海に1店舗とオンラインショップ・法人営業にて事業展開させていただき、多くのお客様にご愛顧を頂戴しております。
対象サービスURL・名前
オンラインショップ
導入概要:導入サービス
決済代行サービス
導入概要:決算手段
クレジットカード決済
導入概要:決算手段
コンビニ(番号方式)
導入概要:決算手段
銀行振込(仮想口座方式)
導入概要:効果
不正利用対策
導入概要:効果
業務工数削減
導入前の課題
銀行振込の消込作業を行う必要があり、経理担当者の業務負荷が大きくなっていた
導入前の課題
不正利用による被害が発生し、どのように対処すればよいか分からず困っていた
導入後の効果
銀行振込(仮想口座方式)の導入により、消込作業を自動化し業務負荷軽減した
導入後の効果
大量トランザクションブロッカ―導入により、不正取引をブロックできた
リード文
画材・デザイン用品・文具などを取り扱う世界堂は、創業85周年を迎える老舗の画材販売店です。オンラインショップの成長と共に課題となった不正利用対策への取り組みについて、ネット通販事業課課長の柿沼様と長尾様にお話を伺いました。(役職・情報等は2025年3月時点)
担当者名
担当者部署
不正管理グループ
担当者写真

担当者メッセージ文
世界堂様における、取扱商品の専門知識と経験を活かした不正対策への取り組みをお聞きすることができ、弊社としてもたいへん参考になりました。その中で、クレマス対策としてのトランザクションブロッカーのご提供が一定の効果を上げ、微力ながら安心安全なEC取引のお役に立てた点は大変嬉しく思っております。今後も弊社サービスを継続してご利用いただけるよう、日々変化する手口や傾向をつかみ、ソリューションのご提案や情報提供により効果的な策が打てるよう、継続サポートさせていただく所存です。

まずは事業内容について教えてください。

柿沼様)1940年に創業し、画材・デザイン・文具の販売を目的に、関東に11店舗、東海に1店舗、さらに官公庁・文教のお客様向けに販売を行う法人営業とオンラインショップを通じて事業を展開しています。オンラインショップの決済処理においてペイジェントを利用しています。オンラインショップの登録ユーザーは2025年時点で約22万人になりまして、最近ではYoutubeで購入品紹介動画をアップしている海外のお客様もいらっしゃいまして、SNSの拡がりによって海外のお客様の需要も増えてきています。

オンラインショップにおいて、どのような決済手段を利用していますか。

柿沼様)2005年に「世界堂オンラインショップ」を開設し、当時は銀行・郵便振込を利用していました。2010年にペイジェントのクレジットカード決済とコンビニ決済(番号方式)を導入し、2017年にはUI・UXの改善を目的にサイトリニューアルを実施、そのタイミングで銀行・郵便振込の代わりとなる銀行振込(仮想口座方式)を導入しました。銀行振込(仮想口座方式)は購入者が振込を行うと、管理画面上のステータスが自動で更新されるので、経理担当の消込業務が軽減しましたね。

決済サービス導入後、困ったことはありましたか。

柿沼様)弊社だけではなく、EC業界全体の話かと思いますが、不正利用対策に関連するスタッフの業務負荷が増加していることですね。

不正利用対策に関連する業務負荷が増加している点について、詳しく教えてください。

柿沼様)不正利用時に繰り返し使用される配送先情報を集約したデータベースをペイジェントが提供しているのですが、そのデータベースを活用し、納品先住所に該当するものがないかチェックをしています。併せて購入される商品や個数等の注文情報も確認し、怪しい注文かどうかをスタッフの経験則をもとに目検で判断しています。
年々登録ユーザーが増えている中で、スタッフの知見が必要になる業務ですので、対応できる人員は限られていて、業務負荷が増加していると感じています。

経験に基づく目検での判断と、配送先のチェックと2段階で出荷前にチェックしているんですね。

柿沼様)不正利用が発覚するのは受注から2~3ヶ月後なので、既に商品は出荷済で商品の回収は不可能なんですよね。直近は不正利用の発生率も低く、事前に回避できているケースも多いですが、今後の不正利用の形態変化にも不安を感じています。

林)業界特有の知見をもとに不正対策をされていることは、不正利用を防ぐという観点では重要な業務だと思います。詳細なロジックを先ほど伺いましたが、これほど真摯に取り組んでいる会社さんは多くはないと思います。

柿沼様)目検でチェックしている業務について、システム化できればと考えてはいますが、この業務で培われた経験則は他業務にも応用できる能力にもなると思いますし、スタッフの多様な経験値の形成に繋がればと思っています。

「大量トランザクションブロッカ―」の導入でクレマスアタックを回避

具体的にどのような不正利用が発生していたのでしょうか。

柿沼様)少し前にはなりますが、クレジットマスターアタックと思われる取引が増えた時期がありました。

※クレジットカード番号の採番の規則性を悪用して、クレジットカード番号等の有効性をEC サイトを介して確認する手口。

林)ちょうど当社が「大量トランザクションブロッカー」をリリースするということが決まった時期に、ペイジェント側でクレジットマスターアタックと思われる取引が発生していることを検知しまして、被害を最小にとどめていただくために、チームメンバーから柿沼さんに「大量トランザクションブロッカ―」の仕様や、導入のメリット等を説明しました。

柿沼様)我々も初めての経験でどのように対応すればよいのか知見がなく、提案をもらって非常に助かりました。ペイジェントの管理画面から設定できて、導入から初動までのリードタイムが早く、過剰な業務負荷とコストリスクを避けられるので、すぐに導入しました。設定も簡易でシステム的な連携も不要だったので、即効性のある対策だったと感じています。

長尾様)設定作業を行いましたが、操作方法もシンプルでわかりやすいですね。

林)クレマスアタックの傾向に応じて、19通りのパターンから最大10個のルール設定が可能なので、設定ロジックを変更される際には、いつでもご相談いただければと思います。

大量トランザクションブロッカ―について

加盟店様がペイジェントオンラインから希望するブロック条件を設定することにより、クレマスアタックを遮断できるサービス

「大量トランザクションブロッカー」導入後、どのような効果を感じていますか。

柿沼様)シンプルがゆえに、当初はどのくらい効果があるのか、これで全部防げるのか心配ではありました。導入してみると不正アタックも徐々に減少傾向となり、業務負荷も軽減しています。また対外的に導入告知はしていませんが、動向からアタッカーへの抑止効果も期待できると思いました。

本人認証サービス「EMV3-Dセキュア」も導入

「EMV3-Dセキュア」を導入する背景を教えてください。

柿沼様)チャージバックについては数年前から少なからず発生していましたので、社内でのチェック体制を強化することにより、不正利用対策は実施していましたが、近年、EC業界全体での増加傾向を鑑み、お客様により安心してご利用いただけるよう決済フローの改善を検討しておりました。
そのような中で経済産業省が3-Dセキュアの導入義務化を発表したことにより、導入することになりました。

「EMV3-Dセキュア」導入により、どのような効果を期待しますか。

柿沼様)健全なサイト運営の構築、お客様にとってより安心してご利用いただけることが第一だと思っています。不正利用に対してのECサイト全体、ユーザー様の認知と理解がより深まることで、不正利用の抑止力の強化も期待できると思います。

今後の不正利用対策に関するお取り組みについて、強化していきたい点があればお教えください。

柿沼様)3-Dセキュア導入の義務化により一定数の不正利用は防止できるものと期待しておりますが、AIやハッキングの技術も同様に進歩していくものと考えています。常に市場の動向にアンテナを立てつつ、ペイジェントとも情報共有をしながら、EC業界全体で抑止、防止ができたらと思っています。

安全なオンラインショップで、より多くのお客様に快適な購入体験を提供

今後の展望についてお教えください。

柿沼様)オンラインショップのユーザー層は全国に広がりつつありますが、店舗を展開している関東・東海圏のユーザーが多いので、他の地域のお客様にもご利用いただけるよう今後はSNSやディスプレイ広告等を活用し全国展開を強化していきたいと考えています。また弊社のモットーでもあります「より良い商品をより安く」をより多くのお客様にお届けできるよう邁進していきたいと思います。

message

世界堂様における、取扱商品の専門知識と経験を活かした不正対策への取り組みをお聞きすることができ、弊社としてもたいへん参考になりました。その中で、クレマス対策としてのトランザクションブロッカーのご提供が一定の効果を上げ、微力ながら安心安全なEC取引のお役に立てた点は大変嬉しく思っております。今後も弊社サービスを継続してご利用いただけるよう、日々変化する手口や傾向をつかみ、ソリューションのご提案や情報提供により効果的な策が打てるよう、継続サポートさせていただく所存です。

不正管理グループ

株式会社世界堂

1940年に額縁および絵画の販売を目的として新宿で創業。1947年9月に株式会社世界堂として改組、その後、逐次店舗面積を拡大、支店数を増やすとともに、画材・デザイン・文具まで幅広く取り揃えを行ってきました。現在、関東一円にて11店舗(美大校内店舗含む)東海に1店舗とオンラインショップ・法人営業にて事業展開させていただき、多くのお客様にご愛顧を頂戴しております。

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