2024/02/21
「ペイジェント決済代行サービス」、クレジットマスター対策を強化
~アラート機能のアップデートにより早期発見、対策を可能に~
株式会社ペイジェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:河合寛、以下、ペイジェント)は、EC決済におけるセキュリティ強化を図る目的で、クレジットマスター(以下「クレマス」)対策を強化します。第一弾として2024年2月21日(水)より加盟店へのアラート(通知)機能をアップデートします。また、第二弾として今夏にはクレマスアタックを防止するブロックサービスをリリース予定です。ペイジェントは今後も不正対策への取り組みを通じ、お客様に安心・安全を提供してまいります。
背景と概要
クレジットマスターとは
クレジットカード番号の規則性を悪用し、ソフトウエアなどで計算して番号を生成し、他人のクレジットカード番号を割り出し不正利用することです。生成した番号から有効なカード情報を割り出すためにECサイトの決済ページが悪用され、多い時には短時間に数万件単位でアタックが繰り返されます(通称「クレマスアタック」といいます)。クレマスにより割り出された有効なカード番号は、他のECサイトでの不正利用等に繋がります。
クレマス発生に伴う加盟店リスク
クレマスによるECサイト側のシステムや決済手段への影響は無視できません。
①アクセス集中によるサイトシステムへの影響
クレマスは短時間に数万件単位で発生する場合もあり、短時間のアクセス集中によりサイト側の負荷が増大し、システムダウンに繋がる恐れがあります。
②クレジットカード決済の停止
アクセス集中によりカード会社側の負荷が増大し、クレジットカード決済を停止せざるを得ない状況になる可能性があります。
③トランザクション費用増加
数万から数十万件のトランザクション発生より加盟店様のトランザクション費用増加に繋がります
アラート機能について
2024年2月21日(水)より既存のアラート機能をアップデートします。
①通知タイミングの早期化
従来の検知設定をアップデートすることで、休日・夜間の通知が可能となり、クレマス発生時、加盟店へのタイムリーな通知を実現。これにより、早期の即時対応(IPアドレス制御等)が実施可能になり、その後の短期対応(reCAPTCHA導入等)、恒常対応(不正検知システム等)に繋げることができます。
②通知対象先の拡大
これまで包括加盟店のみとしていた通知対象を拡大し、クレジットカード決済を取り扱うすべての加盟店を対象とします。


ブロックサービスの新設 (2024年夏頃リリース予定)について
加盟店が売上管理ツール(ペイジェントオンライン)から希望するブロック条件を設定することにより、クレマスアタックを遮断できるサービスを準備中です。詳細につきましては後日あらためてお知らせします。ペイジェントは今後も不正対策への取り組みを通じ、お客様に安心・安全を提供してまいります。

株式会社ペイジェントについて
ペイジェントは株式会社NTTデータが50%、三菱UFJニコス株式会社が50%を出資している安定した経営基盤を持つ決済サービス会社です。ペイジェント決済代行サービスは、クレジットカード決済を始めとした豊富な決済手段を一括導入できる決済サービスです。インターネットショッピングはもちろん、デジタルコンテンツ、役務や会費収納など、様々な個人向けサービスの決済に加え、企業間取引の料金決済にも対応しています。
- 名称
- 株式会社ペイジェント
- 所在地
- 東京都渋谷区円山町19-1渋谷プライムプラザ
- 代表取締役社長
- 河合 寛
- 設立日
- 2006年5月1日
- 事業内容
- EC事業者向けの決済代行サービス・電子商取引に係る収納代行事業や支払い代行サービス等の提供
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ペイジェント 加盟店管理部 不正管理グループ
担当:栗尾・林
pg-adjust@paygent.co.jp
(※)-掲載のデータは発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。