資料請求

2024/09/18

サムネイル画像

訴求ボタン
決済導入(フォーム)

BPSPという言葉を聞いたことはあるものの、どのようなサービスなのか具体的には知らないという方は多いのではないでしょうか。BPSPは企業間取引を行う際に活用できるサービスです。

本記事ではBPSPとは何かについて詳しく解説していきます。BPSPの仕組みやメリット、注意点、活用の流れについてまとめました。

本記事を読むことでBPSPがどういったものなのか分かります。BPSPに興味がある方はぜひお読みください。
 

目次

BPSPとは

BPSPはBusiness Payment Solution Providerの略であり、カードブランドのVISAが提唱しているBtoB向け決済サービスを指します。BPSPは、カード⽀払いを受け付けていない売り手側においてもお⼿持ちのカードを利⽤してカード決済ができる、Visaの新しいソリューションです。

従来のBtoB取引では、カード決済を行う場合、商品やサービスの売り手側がカード会社とあらかじめ契約し加盟店になっている必要があります。加盟店契約していない企業に対しては、買い手側はクレジットカードで支払うことができません。

BPSPは、カード決済を行いたい買い手側と、カード決済を受け付けていない売り手側の橋渡しを行うBPSP事業者(疑似加盟店)を間に置くことで、買い手側からのカード決済を受け付け、買い手側に代わってBPSP事業者が売り手側に対して支払いを行います。

尚、従来のカード決済では売り手側がカード会社への手数料を負担することが一般的でしたが、BPSPの仕組みでは買い手側負担、売り手側負担どちらでも柔軟に設定することが可能です。

こういった仕組みの提供はVISA以外のブランドも行っています。Mastercardが行っているBPAP(Business Payment Aggregator Program)やJCBのBBPS(BtoB Payment Service)もおおよそ似たようなサービスです。BPSPは、一般的に「請求書支払い代行サービス」とも呼ばれています。

BtoB取引でカード決済が普及しない理由

昨今はカード決済を始めとするキャッシュ決済が普及しつつあります。キャッシュレス決済は支払いの手間を減らせる・売上管理が楽になるなどのメリットがあります。しかしながらBtoB取引に関しては、キャッシュ決済があまり普及していないのが現状です。

BtoB取引でカード決済が普及しない大きな理由は手数料です。カード決済では1回の取引ごとに売り手側に手数料がかかります。事業内容にもよりますが、BtoB取引の場合この手数料が大きな負担になってしまう場合があります。

このような理由で、BtoB取引でカード決済は導入されにくくなっています。しかし、BPSPはこの問題も解決しています。BPSP事業者経由でカード決済を行う場合、売り手側は手数料を支払う必要がありません。

買い手側がカードで支払いたいと思ったら、特に売り手側に許可を取る必要もなく、買い手側の都合で簡単に行うことができます。

BPSPの仕組み

BPSPサービスを使って支払いを行う流れは次のとおりです。買い手企業はすでにクレジットカードを発行済みであるとします。

1.買い手側が商品を購入する
2.売り手側が購入分の請求書を送る
3.買い手側がBPSPプラットホームからカード決済を行う
4.BPSP事業者が売り手側に料金を振り込む
5.カード会社が買い手側の口座から引き落とす
 

このような流れになり、買い手側と売り手側は直接お金のやり取りを行いません。売り手側の元には、今まで通り銀行振込によって料金が支払われます。売り手側は仕組み導入後に何らかの対応を行う必要はありません。

BPSPサービスを使うメリット

BPSPサービスを使うメリットは次の4つです。

  • 後払いができる
  • 経費管理しやすくなる
  • サービス利用が取引先に知られない
  • 導入が簡単
     

これらのメリットを享受したいという場合は、BPSPの利用を検討してみても良いでしょう。1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。

後払いができる

カード決済は後払いであり、支払い処理から実際に引き落としされるまで期間が空きます。BPSPサービスを活用して後払いを行えば、資金繰りが楽になるメリットがあります。

請求書払いの場合、支払い期限は1ヶ月後に設定されている場合が多いです。1ヶ月後までにお金を用意できなかった場合、他から借り入れを行わなくてはいけない可能性も出てきます。借り入れを行う場合は当然利息を支払わなくてはいけません。

BPSPサービスを活用すれば、利息なしで支払いを先延ばしにすることができるため、お金の用意が楽になります。また、支払いを先延ばしにできる分、会社の他のことにお金を回せるようになり、事業の成長を促進させられる可能性もあるでしょう。

経費管理しやすくなる

BPSPサービスを通じてカード決済を行えるようにすれば、経費管理も楽になります。一通りの支払いを1つの法人カードで行えば、そのカードの明細書を見るだけで、いくら使ったかが明らかになります。

カードの明細書には何日に誰に対していくら使ったかが書かれているため、素材の仕入れやアウトソーシング費用などが見える化します。経費を見える化することによって、経費を抑えるにはどうしたら良いか、などの改善策も考えやすくなります。

サービス利用が取引先に知られない

BPSPを利用しても、そのサービスの利用が取引先に知られることはありません。なぜならBPSP事業者は、買い手側の会社の名義で今まで通り振り込んでくれるためです。売り手側は特に手続きを行う必要もなく、今まで通り入金確認を行えば良いだけです。

このようなサービスを利用していることを知られたくないと考える方も多いでしょう。「資金に余裕がないのでは?」と思われてしまうと、契約解除に繋がる可能性もあります。

導入が簡単

BPSPサービスは導入が簡単なのもメリットです。すでに保有している法人カードをそのまま使えるため、新しく発行する必要がありません。BPSP事業者のページで会員登録や必要書類の提出などを済ませれば、すぐにサービスを使うことが可能です。

ただし、BPSPサービスによっては審査が設けられていたり、請求書が正しいものであることを示す書類が別途必要だったりすることもあるので注意が必要です。

BPSPサービスを利用する際の注意点

BPSPは便利なサービスですが、利用するうえで注意しなくてはいけない点もいくつかあります。主な注意点としては次の2つが挙げられます。

  • 手数料が発生する
  • クレジットカードの利用限度額に気をつける
     

1つ1つの注意点について詳しく解説していきます。

手数料が発生する

BPSPを利用する場合、3~5%程度の手数料がかかります。注意すべきポイントは、通常カード決済を行うと売り手側が手数料を負担することになるのに対して、BPSPを利用する場合は買い手側が負担することになる点です。BPSPサービス上で支払い手続きを行うと、手数料を含めた金額がクレジットカードの利用額に追加されます。

手数料は高いと感じられるかもしれませんが、カード決済の場合ポイント還元を受けられるメリットがあります。法人カードの中には高還元のものもありますので、それらを使えば実質の負担額を減らせるようになります。

クレジットカードの利用限度額に気をつける

BPSPサービスを利用する場合、クレジットカードの利用限度額に気をつけましょう。事業内容によっては取引数が多く、すぐに利用限度額に達してしまう可能性があります。限度額に達してしまうと、次の引き落とし日までカードが使えなくなってしまいます。途中で銀行振込に切り替えると、余計に経費管理がしにくくなってしまいます。

法人カードは一般カードよりは限度額が高めに設定されています。ただ、それでもカードによって差はあるので、できるだけ限度額が高いカードを選択しましょう。

BPSPを利用する際の流れ

最後に、BPSPを利用する際の具体的な流れについて解説します。サービスによって細かい利用方法は異なりますが、基本的な利用の流れは次のとおりです。

1.法人カードを発行する
2.会員登録を行う
3.支払い用のクレジットカードを設定する
4.申請手続きを行う

1つ1つの手順について詳しく解説していきます。

1.法人カードを発行する

法人カードを持っていない場合は発行することをおすすめします。できるだけ利用限度額が高く、高還元なカードを選びましょう。

なお、クレジットカードだけでなく、デビットカードが利用できるサービスも多くあります。デビットカードなどは審査が必要ないメリットがあります。しかし、デビットカードは決済と同時に引き落としされるため、後払いによって資金繰りが楽になるというBPSPサービスのメリットを享受できなくなるので注意が必要です。

2.会員登録を行う

続いて、BPSPサービスに会員登録を行います。登録時は面談などは必要ない場合が多く、Web申し込みだけで完結することがほとんどです。本人確認のための書類の提出も、Webを通じて行います。

会員登録時は審査は設けられていない場合が多いです。ただ、場合によっては決済書や契約書などの資料の提出を求められることもあるので、用意しておきましょう。

3.支払い用のクレジットカードを設定する

会員登録したらサービスにログインします。ログイン後、支払い用のクレジットカードを設定します。カード番号や有効期限などを入力します。

4.申請手続きを行う

取引先から請求書が届いたら、その請求書を元に申請手続きを行います。申請手続きは、支払期日の数営業日までに完了させる必要があります。申請期限内に申請すれば、BPSP事業者が支払期日までに支払いを行ってくれます。

後日、支払い額+手数料の金額がカード利用額に加算されます。後はクレジットカードの支払日に、まとめて引き落としが行われたことを確認するだけです。

以上がBPSPサービスを使う基本的な流れとなります。

ペイジェントの『BizPay請求書カード』でもクレジットカード決済が可能に!

ペイジェントは国内最大手SIerのNTTデータと国内最大級のクレジットカード加盟店数を誇る三菱UFJニコスの合弁会社であり、決済サービスを提供しています。ペイジェントが提供する『BizPay請求書カード払い』を導入することで、企業間取引でカードによって支払いを行うことが可能です。VisaだけでなくMastercard、JCBカードも使えます。

『BizPay請求書カード払い』を活用すれば、支払いを最長60日先延ばしにすることが可能です。請求書の支払いをクレジットカードで行いたい、という場合は『BizPay請求書カード払い』の利用をぜひご検討ください。

BizPay 請求書カード払いの詳細はこちら

まとめ

本記事ではBPSPとは何かについて解説しました。BPSPがどういったサービスなのかお分かりいただけたかと思います。

商品を仕入れたり仕事の一部を外注したりした際に、クレジットカードで支払いたいと思った方は多いでしょう。BPSPサービスを活用すれば、取引先がカード決済に対応していなくても、カードで支払いを行えるようになります。

もちろん、手数料がかかってしまうなどのデメリットはあります。しかしそれ以上にキャッシュ決済を導入することによる恩恵が大きいです。経費の支払いを法人カードに一本化してしまえば、経理の負担を減らすことに繋がります。確定申告も楽になるでしょう。

ペイジェントの『BizPay請求書カード』でも、クレジットカード決済を導入することが可能です。手数料が他サービスに比べても安く、利用が非常に簡単なので、カード決済を導入したいと考えている方は利用をご検討ください。

まずはお気軽にご相談ください。
スタッフがどんなお悩みにも
お応えします。

webからのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

03-6327-2862 03-6327-2862 (平日10:00~17:00)