2024/05/16
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これからはキャッシュレスの時代だから、ネットショップに電子マネー決済を導入したい、という方も多いのではないでしょうか。また、電子マネー決済とクレジットカード決済のどちらを導入しようか迷っている、という方もいるかと思います。
本記事では電子マネーについて解説します。クレジットカードとの違いや電子マネーの種類、電子マネーを使うメリット・デメリットについてまとめました。
本記事を読むことで電子マネーに関する知見を深めることができ、運営しているネットショップに電子マネー決済を導入すべきか判断できるようになります。電子マネーについて詳しく知りたい方は、ぜひお読みください。
目次
電子マネーとは?
電子マネーとはICカードを利用した決済手段を指します。電子マネーの多くは、事前にお金をチャージしておくプリペイド式となっています。
カードを専用の ICカードリーダーにかざすだけで、決済を行えるのが特徴です。キャッシュレス決済にはさまざまな種類がありますが、その中でも特に決済スピードが早いです。
また、最近ではカードを持っていなくても、スマホで電子マネー決済を行うことができます。おサイフケータイに対応しているスマホなら、スマホに埋め込まれたICチップによって、同じようにICカードリーダーにかざして決済を行えます。
電子マネーは実店舗だけでなく、ネットショップでも使うことが可能です。電子マネーに対応したネットショップなら、電子マネーのアカウント情報を使って支払えます。
電子マネーの種類

電子マネーは次の4種類に分けることができます。
- 交通系
- QRコード系
- 流通系
- カード登録系
これら4つは利用範囲や支払い方法が異なります。電子マネーについて深く知るためには、まず4つの違いを理解する必要があります。
各電子マネーの特徴について詳しく解説していきます。
交通系
交通系はPASMOやSuicaなど、電車の改札を通るための電子マネーを指します。電車だけでなく、コンビニやスーパーなどでも活用することが可能です。電子マネーとしての歴史も長く、他の電子マネーと比べても利用できるネットショップが多いです。
交通系のメリットは汎用性が高いことや電波状況に関係なく使えることが挙げられます。
デメリットはチャージ可能上限が低いことや、ネットショップでは使えないことが多いことなどが挙げられます。
また、PASMOやSuicaで支払いを行ってもポイントが付くことはありません。ただ、クレジットカードでチャージを行った場合、チャージ分のポイントをもらうことが可能です。
QRコード系
QRコード系は、専用のスマホアプリを使って行う決済を指します。代表的なものとしては次の4つが挙げられます。
- 楽天ペイ
- PayPay
- d払い
- au PAY
QRコード系には、利用者提示型と店舗提示型という2つの支払い方法があります。どちらの支払い方法を採用するかは、店舗側が決められます。
利用者提示型は、ユーザーがQRコードアプリを立ち上げ、アプリ内のバーコードを店員が読み取るタイプです。アプリを立ち上げるだけなのでユーザーの負担が少ないのがメリットです。一方で、コードリーダーを準備しないといけないため、店舗側の負担は増えます。
店舗提示型は、店舗に置いてあるQRコードをユーザーが読み込み、金額を入力して支払いを行うタイプです。こちらはユーザーの負担は大きいですが、コードリーダーが不要なため店舗は導入コストを抑えることができます。
流通系
流通系は楽天EdyやWAON、nanacoなど、流通業者が発行している電子マネーを指します。
流通系は提供業者の店舗で使えるのはもちろん、その他の加盟店や自販機でも使うことが可能です。また、提供業者の店舗で使う場合、ポイントを多めにもらえる場合もあります。たとえばWAONはイオン系列の店舗で使う場合、還元率が通常よりもアップします。
カード登録系
カード登録系は他の電子マネーとは少し毛色が異なります。iDやQUICPayなどがカード登録系に該当します。iDやQUICPayは、お金をチャージして使うのではなく、クレジットカードなどを紐づけて使います。
カードをiDやQUICPayに紐づけることで、カードやスマホをかざすだけで、実質クレジットカード決済を行うことが可能です。普通にカードを取り出して支払うよりもスピーディーになるのが、カード登録系のメリットです。
また、通常のカード決済と同様に、決済時にカードのポイントをもらうことができます。ただし、iDやQUICPay自体にはポイントは付きません。
カード決済と比較した電子マネーのメリット

クレジットカードはキャッシュレスの中で最も多く使われている決済手段です。クレジットカードと電子マネーはどちらが優れているのか、気になる方も多いかと思います。そこで、カード決済と比較した場合の電子マネーのメリット・デメリットを解説します。
カード決済と比較すると、電子マネーには次の4つのメリットがあります。
- 使いすぎを防げる
- 審査不要で使える
- 支払いがスピーディー
- ポイントの二重取りができる場合もある
1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。
使いすぎを防げる
iDやQUICPayは別ですが、通常の電子マネーはプリペイド式であり、チャージした金額しか使えないようになっています。また、チャージ上限も決まっていることが多いです。そのため、使いすぎを防止することが可能です。
クレジットカードの場合、月の利用枠まで際限なく使えてしまうため、使いすぎてしまう場合もあります。
審査不要で使える
電子マネーは審査不要で使えるのもメリットです。
クレジットカードの場合、発行時に審査を受ける必要があります。過去に支払いが遅れた履歴がある方などは、審査に落ちる可能性があります。
また、18歳未満は審査を受けることができません。電子マネーは審査不要なため、18歳未満でも使うことが可能です。
支払いがスピーディー
電子マネーは支払いがスピーディーなのもメリットです。カードやスマホをかざすだけで決済が完了します。
クレジットカードの場合はガードを専用の端末に差し込む必要があります。また、店舗によってはカード利用時に暗証番号を入力したりサインを書いたりしないといけません。
最近ではクレジットカードも、かざすだけで決済できる仕組み(タッチ決済)がありますが、すべての店舗が対応しているわけではありません。
ポイントの二重取りができる場合もある
電子マネーの種類によっては、ポイントを二重取りできる場合もあります。
電子マネーへのチャージは現金だけでなく、クレジットカードが使える場合もあります。クレジットカードでチャージした場合、カード分のポイントと電子マネー分のポイントを両方得ることが可能です。
ただし、電子マネーへのチャージはポイントが付かない場合があったり、ポイントが付くクレジットカードが限定されていたりする場合もあります。
カード決済と比較した電子マネーのデメリット

続いて、カード決済と比較した電子マネーのデメリットを解説します。デメリットは次の3つです。
- 使えないネットショップもある
- チャージする手間がかかる
- 管理が複雑になる
1つ1つのデメリットについて詳しく解説していきます。
使えないネットショップもある
ネットショップによって対応している電子マネーの種類は異なります。たとえば、PASMOやSuicaには対応しているが楽天Edyには対応していない、といった場合があります。そのため、ネットショップに合わせて複数の電子マネーを使い分けているユーザーもいます。
クレジットカードの場合、ネットショップによっては導入していなかったり、導入ブランドが限られていたりする場合もありますが、電子マネーに比べると導入率は高めです。
チャージする手間がかかる
電子マネーは基本的にはプリペイド式であるため、チャージする手間が発生します。
また、チャージ上限額が設けられている場合がほとんどです。たとえば、PASMOやSuicaは2万円、楽天Edyやnanacoは5万円までしかチャージできません。
そのため電子マネーは、高額商品の購入に使えない場合があります。
管理が複雑になる
電子マネーを使うことで、お金の管理が大変になる場合があります。
複数の電子マネーを活用する場合、どの電子マネーにいくらチャージしたのか分からなくなることもあります。また、家計の管理も面倒になってしまいます。クレジットカードだけを使う場合は、カード明細を見ればいくら使ったのかすぐ分かります。
電子マネー以外の決済も導入すべき?

ここまで、電子マネー決済のメリット・デメリットを解説しました。電子マネーは決済スピードが速くてユーザーにとって便利である反面、チャージの手間がかかるなどのデメリットもあります。電子マネーは万能というわけではありません。
そのため、ネットショップには電子マネー決済だけでなく、他のキャッシュレス決済も併せて導入することをおすすめします。他のキャッシュレス決済も導入すれば、電子マネーを使わないユーザーも取り込むことができます。
特にネットショップの場合、できるだけ多くの決済を導入した方が、カゴ落ち対策に繋がります。カゴ落ちとはカートに商品を入れたものの、購入が面倒になってそのまま離脱してしまうことを指します。カゴ落ちを防ぐには、決済手段を増やすことが大切です。
電子マネー決済以外にもカード決済やATM決済、キャリア決済、アカウントID決済など幅広い決済を導入しておけば、多くのユーザーにとって使いやすいサービスになります。
電子マネーなどのキャッシュレス決済を導入するには?
電子マネーなどのキャッシュレス決済を導入する場合、決済を提供する会社と契約を行う必要があります。ただ、契約する際には審査を受ける必要があり、書類の準備などに多くの手間がかかってしまいます。
特に複数のキャッシュレス決済を導入する場合、各社ごとに書類を作成しなければならないため、事務の負担が増えてしまいます。また、各社は入金のタイミングも異なります。そのため、同じ月に何度も入金確認を行わなくてはならず、やはり手間がかかります。
そこでおすすめしたいのが、決済代行会社を活用することです。決済代行会社は、決済を提供する会社との契約を代行してくれる会社のことです。事業者は決済代行会社とだけやり取りを行えば良くなり、事務負担を大幅に減らすことができます。
更に、決済代行会社は各社からの入金を1つにまとめてくれます。そのため、同じ月に何度も入金確認を行わなくてよくなるのもメリットです。
電子マネーを含めた複数の決済を導入したいなら『ペイジェント』
電子マネーを含めた複数の決済を導入したいなら、ペイジェントがおすすめです。ペイジェントはNTTデータと三菱UFJニコスが出資している大手の決済代行会社です。
ペイジェントの強みは導入できる決済手段が豊富なことです。カード決済やQRコード決済、アカウントID決済など幅広い決済に対応しています。そのため「この決済も導入したい」となった場合も、ペイジェント1社で対応することが可能です。
また、ペイジェントでは複数の決済手段を一括で管理できる決済管理ツールを提供しているのも強みです。管理ツールでは1つの画面で売上状況の確認やキャンセル対応を行うことができるので、事務負担を大幅に減らすことができます。
ペイジェントに興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。ネットショップの開業・運用に関することもご相談いただけます。
まとめ
本記事では電子マネーについて解説しました。電子マネーのメリット・デメリットや種類、導入方法などがお分かりいただけたかと思います。
電子マネーは決済スピードが速い点、プリペイド式なので使いすぎを防止できる点などがメリットです。また、クレジットカードと違って審査も必要なく、それでいて利用が簡単なので、子供からお年寄りまで使いやすいのも魅力と言えます。
ただし、電子マネーは人によっては使いにくいと感じる場合もあるのは事実です。そのため、ネットショップを運営する方は、電子マネーだけを導入するのではなく他のキャッシュレス決済も併せて導入することをおすすめします。
複数のキャッシュレス決済を一括導入したいなら、ペイジェントがおすすめです。ペイジェントでは、キャッシュレス決済に関する悩みや疑問点もお気軽に相談できます。ぜひペイジェントの活用をご検討ください。