2025/03/09
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アプリ内課金とは、iPhoneアプリやAndroidアプリ内でコンテンツを買うなど、何らかの支払いを行うことを指します。
本記事ではアプリ内課金の種類やメリット・デメリットについて詳しく解説します。アプリ外課金との違いについてもまとめました。
本記事を読むことでアプリ内課金について知見を深めることができます。スマホアプリ開発を検討している方や、決済手段について詳しく知りたい方はぜひお読みください。
目次
アプリ内課金とは?

アプリ内課金とは、文字通りアプリの中で課金を行うことです。一般的には、iPhoneアプリやAndroidアプリで追加コンテンツなどを購入することを指します。
たとえば、スマホゲームでゲームを有利にするためのアイテムを購入する・景品が当たる有料のガチャを回す、といった行為もアプリ内課金に該当します。
「アプリ内課金」という言葉はAppleのサイトで公式に使われています。なお、Googleの公式サイトでは「アプリ内購入」という言葉が使われています。
アプリ内課金を行う場合、クレジットカードなどの決済手段をアプリごとに登録する必要はありません。iPhoneの場合はApple Account(Apple ID)、Androidの場合はGoogle Playに登録した決済手段から選んで支払いを行えます。
決済手段はクレジットカードだけでなく、デビットカードやキャリア決済、PayPayなどもあります。決済手段を選択したら、アプリ内ですぐ支払いを行うことが可能です。
アプリ内課金の種類

アプリ内課金には大きく次の3つの種類があります。
- サブスクリプション型
- 非消費型
- 消費型
ひとつひとつの種類について詳しくみていきましょう。
サブスクリプション型
サブスクリプションとは、定期的に料金を支払って利用するサービスのことです。
具体的には、Netflixなどの動画配信サービス、noshなどの定期宅配サービスなどが該当します。また、無料でも使えるが月額料金を支払えば、機能を拡張できるタイプのサブスクリプションもあります。
サブスクリプションは毎月同じ料金を支払えばコンテンツを使い続けられることや、一度に支払う料金が少ないことがメリットです。
事業者側からすると、毎月一定額の売上を得られることがメリットと言えます。
非消費型
非消費型とは、一度購入すればその後継続して使えるタイプの課金を指します。サブスクリプションと違い支払いは1回のみです。
具体的には、アプリ内の広告削除や、ゲームの追加エピソード・キャラクターの購入などが非消費型に挙げられます。
非消費型の場合、機種変更を行っても同じApple IDやGoogle IDを使うなら、再度購入する必要はなく同じように使える場合が多いです。
消費型
消費型とは、一度購入して消費したらその後使うことはできないタイプの課金を指します。
具体的には、ゲームでガチャを回したり、ゲーム内での通貨を購入したりするのが消費型に該当します。これらは消費した後にもう一度使いたいなら、再度購入する必要があります。
また、消費型は非消費型と違って、同じApple IDやGoogle IDであっても他の端末に移せない場合もあります。
事業者側のアプリ内課金のメリット・デメリット

続いて、アプリ内課金のメリット・デメリットについて解説します。
まず、事業者側のメリット・デメリットからみていきましょう。
メリット
事業者側から見たメリットは、決済システムを構築する必要がない点がまず挙げられます。アプリを開発するだけで良いので、開発費用を抑えることが可能です。更に、開発だけでなく運用・保守の費用も削減できます。
また、ユーザーの離脱を防ぎやすいのもメリットです。アプリから遷移することなくその場で決済が完了するので、購入が面倒になって離脱してしまうユーザーを減らせます。
デメリット
事業者側から見たデメリットは、AppleやGoogleなどのプラットフォーム側に手数料を支払わないといけない点です。手数料は販売額の15%~30%となっています。手数料の支払いが負担となり、アプリの運用が上手くいかなくなることも考えられます。
また、課金の金額を自由に値付けできなくなるのもデメリットです。プラットフォームの価格テーブルに合わせて金額設定する必要があります。
ユーザー側のアプリ内課金のメリット・デメリット

続いて、ユーザー側のアプリ内課金のメリット・デメリットについて解説します。スマホアプリの運用を検討している方は、ユーザー側から見たメリット・デメリットも深く研究し、アプリ内課金を導入すべきか考えることが大切です。
メリット
ユーザー側から見たメリットは、決済にかかる手間を減らせる点です。他のページに遷移することなく、アプリ内で決済を済ませることができます。
また、外部のWebサイトにクレジットカード情報を登録しなくて良いのもメリットです。詳しく知らないサイトにカード情報を登録するのに不安を覚えるユーザーも多くいます。アプリ内課金の場合、Apple AccountやGoole Payに紐づけたカードを使えます。
更に、クレジットカードを変更する場合もスムーズです。各サイトに登録した情報を1つずつ変更しなくて良く、Apple AccountやGoole Payの情報だけを変更すれば良くなります。
デメリット
ユーザー側から見たデメリットは、プラットフォーム側で用意した決済手段しか使えない点です。たとえば、QRコード決済のPayPayはiPhoneでもAndroidでも使えますが、楽天ペイは使うことができません。
事業者に「楽天ペイで支払いたい」と伝えても、事業者は対応することができません。
アプリ内課金とアプリ外課金の違い

アプリ外課金とは、アプリの外で行う課金を指します。たとえば、スマホアプリを運営する企業のWebサイトで支払いを行う場合などは、アプリ外課金に該当します。
アプリ外課金の場合、Appleなどに手数料を支払う必要はありません。アプリ内課金の手数料は15%~30%と高く、事業者にとって大きな負担になっている場合もあり、これを支払わなくて良いのは大きなメリットです。
アプリ外課金に関するAppleの規制緩和とは?
基本的には、アプリ内からリンクを貼って、ユーザーをアプリ外課金のページに誘導することは禁止されています。アプリ外課金を行われてしまうと、Appleなどに手数料が入らなくなるため、厳しい規制が行われています。
アプリ外課金のページに誘導したい場合は、アプリ内以外にリンクを貼る必要がありました。
しかし、2022年にアプリ外課金に関するAppleの規制緩和が行われました。Appleはリーダーアプリの場合のみ、アカウントの設定と管理を行うために外部サイトにリンクすることを許可しました。
リーダーアプリとは『デジタル版の雑誌、新聞、書籍、オーディオ、音楽、ビデオの購入済みコンテンツまたはサブスクリプションコンテンツを提供』と明確に定義しています。ゲームアプリなどは、対象外となります。
リーダーアプリのみとはいえ、アプリ外課金の規制緩和が行われたことは、大きな注目を集めました。アプリ内課金の手数料に関しては、企業の利益に大きく関わってくるので、事業者は今後もAppleの動向を追っていくようにしたいところです。
参考:日本の公正取引委員会によるApp Storeの調査が終結
アプリ外課金は初期コストが多く発生してしまう
アプリ外課金の場合、手数料が一切発生しないのは大きいです。
しかし、アプリ外課金の仕組みを作るには、決済システムが必要になります。加えて、クレジットカード会社などと契約し、加盟店にならないといけません。各カードブランドと個別に契約する必要があり、事務コストが多く発生します。
アプリ外課金は初期コストが多く発生するのがデメリットと言えます。
アプリ外課金の仕組みを構築する場合は決済代行会社を活用した方が良い理由

アプリ外課金の仕組み構築にかかるコストを減らすには、決済代行会社を活用するのがおすすめです。決済代行会社とは決済導入に必要な契約や開発などを代行する会社を指します。
具体的には、決済代行会社を活用することには次の3つのメリットがあります。
- 決済導入時の契約の手間を減らせる
- 決済システムを提供してくれる
- 決済管理の手間を抑えられる
ひとつひとつのメリットについて詳しく解説していきます。
決済導入時の契約の手間を減らせる
決済代行会社を活用すれば、決済導入時の契約の手間を減らせます。
決済を導入する場合通常、決済を提供する会社と契約を結び、加盟店になる必要があります。複数の決済手段を導入する場合、契約にかかる事務作業が膨大になります。
決済代行会社は、事業者の代わりに契約を行ってくれます。事業者は決済代行会社1社とのみ契約すれば、複数の決済手段を一括導入可能です。
決済システムを提供してくれる
決済代行会社は、決済システムの構築・提供も行ってくれます。
アプリ外課金を導入する場合、通常は自社で決済システムを準備する必要がありますが、決済代行会社を活用する場合は、その必要がなくなります。自社サイトと決済代行会社のシステムを連携させれば良いだけなので、開発コストは大幅に減らせます。
決済管理の手間を抑えられる
決済代行会社を活用すれば、決済管理の手間も抑えられます。
決済代行会社の多くは、決済管理ツールを提供してくれます。実績が豊富な決済代行会社は、機能が豊富で使いやすい決済管理ツールを提供してくれる場合が多いです。
たとえば、1つの画面で決済状況を確認できたり、一括で金額変更やキャンセル処理を行えたりする場合があります。
アプリ外課金の仕組みを導入したいなら『ペイジェント』がおすすめ!
アプリ外課金の仕組みを導入したいなら、ペイジェントを活用するのがおすすめです。ペイジェントはNTTデータと三菱UFJニコスが出資している決済代行会社であり、導入実績数が豊富なのが特徴です。
ペイジェントはカード決済だけでなく、キャリア決済やATM決済など幅広い決済手段に対応しています。ペイジェントと契約するだけで、決済手段を一括導入可能です。
また、入金スピードが他サービスと比べて早いのも強みと言えます。入金サイクルは通常でも締め日から9営業日となっています。更に、「早期入金オプション」に加入した場合、入金サイクルは締め日から5営業日後になり、締め回数を2~4回まで細分化できます。
『ペイジェント』に興味のある方は、以下の窓口からお気軽にお問い合わせください。サービス内容に関するどんな小さなことにも、スタッフが丁寧に回答させて頂きます。
まとめ
本記事ではアプリ内課金とは何かについて解説しました。アプリ内課金の種類やメリット・デメリットなどがお分かりいただけたかと思います。
アプリ内課金はアプリ外課金と違って、決済システムを構築しなくて良いというメリットがあります。一方で、AppleやGoogleに多くの手数料を支払う必要があるのは大きなデメリットです。
手数料をなくし企業の利益を増やしたいなら、アプリ外課金の方がメリットがあります。ただし、アプリ外課金にも、導入コストが多く発生するというデメリットがあります。
アプリ外課金を導入するなら、ペイジェントの活用をおすすめします。ペイジェントを活用すれば、アプリ外課金導入にかかる初期コストを削減することが可能です。